2025年07月30日(水) |
がんばれオトボケ87歳。 |
うちのオトボケ様が週1のデイケアに通い始めて約2ヶ月。
相変わらず朝の用意は1時間半以上かかる。 かといって早く用意をさせようと朝食中やその前に「今日は病院だから」などと言おうものならピタッと箸を止め「食べる気が失せた〜」などと言い出すが。←故に告げるのは食後にしなければならない。
だが言わないなら言わないでいると、今度は遊び食べをするため、準備まで時間が足りなくなったりしてヤキモキするなど、とにかくまあ、最初の1ヶ月半程は苦戦することが多かった。
もちろんデイケアに行っても帰宅すればその記憶など綺麗さっぱり失われている。 それでも帰宅後や出かける前に「行きたくない」などとごねることがほとんどないのは助かる。(行き先を病院と言っているのが功を奏している模様)
そんなわけで、私が送りだす準備に慣れてきた頃合いでスタッフさんに相談し、今週からは週2に増やしていただくことになった。
そして今日、帰宅したオトボケ様はお出かけ着を脱ぎながらこう言った。
「今日はいつもより少なかったとよー?なんでかねー?」
……え?
「よくしゃべるおばちゃんがいてねー、その人の話聞くのが面白いんだけど今日来てなかった−」
もちろんそれからしばらくすれば、この会話の内容は忘却の彼方なんだが、オトボケ様ははじめてデイのことを帰宅後も記憶してしゃべったわけだ。
これまでは一週間間隔があいていたのが、週2になったことで記憶の扉がちょっとばかり開いたのかもしれない。
なんかすごいね。
突き進むオトボケ道ではあるが、たまにこういう良い意味での変化を見ると感動するものである。
たとえその後に脱いだ紙オムツを洗濯機に放り込まれようともさ。←マジヤメレ。
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