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「護りたいんだ」
なーんて言って、お前に何が出来るって言うんだ?? 只の小童の癖に。 未だ口だけが達者な、中途半端に狡賢いだけの餓鬼の癖に。
耳元に囁く声みたいに、そんな台詞が反芻してる。 何処かで聞いた覚えのある、誰かの声に似てる気がする。 ずっとずっと、昔から聞こえてる。 酷く鮮明に、一つ一つ焼きつくように。
お前なんかに、何の力も無いんだよ。 屁理屈ばっかり捏ねてる、ベロベロに甘えた餓鬼が。 其んなお前に、何が出来るって言うんだ。 何にも出来ない癖に。
お前は、此処から抜け出す事なんて出来ないんだ。 此処以外の居場所なんて、求める権利すら無ぇんだよ。
何一つ護れないような奴が。 お前みたいなのが、俺を超す事なんて、出来る訳無ぇんだ。 一生。一生だ。
うるせぇな。
そんなのやってみなきゃ判らないじゃないか。 あんたに何が判るって言うんだ。 碌に人の事見て無い癖に。
もう、あんたの記憶にある様な生き物じゃ無いんだよ。
あんたは、いつだってそうやって、全て自分の思い通りにしようとするんだ。 まるで、自分がこの世で一番優秀な存在みたいに勘違いをして。
護りたいものが、在るだけだ。 今は未だ、小さくて弱いものかもしれないけれど。 でも あんたなんかには見せてやら無い。 教えてなんかやら無い。
あんたの手になんか、触れさせなんかしない。
何時か、あんたと向き合わなきゃいけないんだろうね。 でも 最後の最後に向き合うのは、自分自身。 自分の中にある、何かなんだろうな。
それまで、密かに護り続けるだけだ。 今は未だ、ホンの小さな弱い塊。
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口内炎が痛いです。すげえ痛いです。爆 蜂蜜塗るといいらしい。 滲みるけどー!! ひぃひぃ!!
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