F1.4 50mm
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2002年07月06日(土) 山岳渓流

どもも。
最近如何ですか?釣りしてますか?
してませんか。そうですか。

いやはや。
あたしってば普段の日に休んで渓流三昧です。
ダメな奴でしょ?

この間の木曜も行ってきました。


標高1,000m付近、
林道に車を停めて、
谷沿いに沢に下りる。
落差は50m位でしょうか?

勾配の急な坂を下ると、
木々の間から沢が見えてくる。
岩の間を流れる水はとても綺麗だ。
滅多に人が踏み入れる事の無い源流付近は、
もう、人の領域じゃない。野生の領域。

身の丈以上もある岩をよじ登り、
腰まで水に漬かり、ゆっくり釣りをしながら、
謙虚に、注意深く釣りあがる。

入渓地点から30分位釣り上がった所に、
それまで4〜5mしかなかった川幅が一気に広がり、
広さにすると30畳程の淵に当たる。

重めのスプーンでボトムをトレースするように引く。
ここには大物が居ると思うのだが、
釣れて来たのは10cmほどのちびヤマメ。

水底に沈んでいる木の周りをしつこく狙っていたら、
スプーンを2個無くしてしまった。

今回はこの場所を諦め、
小さな落ち込みが連続するポイントに向かう。

切り立った岩盤沿いに走る流心の際に、
所々、流れが澱む所が有る。
そのピンスポットにミノーを通していく。

いくつか通していると、
影が一つルアーを追ってついてくる。
足元まで追って来た所で、
ルアーをストップさせるが、
ルアーを偽物だと気が付いたのか、
Uターンして流れに戻っていってしまった。

釣れそうな落ち込みや瀬尻でチェイスは有るから、
必ず魚は居る。でも、いいサイズは食ってこない。
って事は何かが足りない。要は腕が無い。

ちびヤマメのアタックも有る。けれども。
ことごとくフッキングに至らない。腕が無いせいもあるが、
どうやらルアーに付いていた純正フックでは、
刺さりが甘いようだ。

むむー。
ため息ばかり出る状況に、
ウンザリしながら釣りあがる。
集中が途切れないようにしながら、
立ち位置やトレースラインを変えながら釣りあがる。

瀬が続く区間から落ち込みが連続する区間に差し掛かった。
腰まで水に漬かりながら、
10mほど上流にある落ち込みの際にルアーを落とす。
すかさずルアーをギュッと白泡の下に潜らせ、ストップさせる。
そこで、グンと当たり。
釣れて来たのは24cmほどのヤマメだった。

針を外し、水に戻すと、
しばらく佇んでから流れの中に姿を消した。


やった釣れたので、その日はもう良いや。
と思い。帰路に付いた。

今回は
数有ったチェイスやアタックを、
ほとんどモノに出来なかった。

チェイスをモノに出来かなったのは、
腕が無いせい。
食わす「間」を与えなかった。
魚に聞かないとわからないけど。

アタックをモノに出来なかったのは、
これも腕の無いせい。
合わせを考えたロッドワークをしてなかった。
コレは確実。

次回は針をもっと研いでおこう。
(腕も上げろ)
課題の残る釣行だった。


今年は雨が少ない。
夏の間にも雨が降らなかったら、
沢の水量は減ってしまうだろう。
次回の釣行までに雨を一降り欲す。


水の音と風の音。
時折、水辺を小鳥が飛んでいく。
淵のたまりに、波紋が広がる。

鱸の夜釣りも良いけれど、
山岳渓流も、とても素敵だ。
両方とも、とても労力を使うし、
常に危険が付きまとう釣りだけど、
冒険っぽい所が大好きだ。

都会で生活をしているだけでは、
この興奮と達成感は得られ無いんじゃないだろうか?

それと、
宝石のように綺麗な渓流魚との出会い。
釣れて来る一匹一匹、模様や表情が違う。
いつまでも、この自然が残っていてくれればと思います。



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