涙目。 - 2005年04月26日(火) 遠征で2泊して、昼から出社してました。 楽しいことのあとはいつも思いきり気分が下がります。 おまけに昨日の鉄道事故が拍車をかけてしまいました… 昼間に職場で涙目になってしまった。 ある程度被害者の情報がまとまると、 この人には子供が二人いたとか、この人は大学に入りたてで将来があったとか、 被害者の人間性に触れるような報道が増える。 若い人、働き盛りの人、家族思いの人。 でもそんな中にはきっと、身内がいなかったり縁を切っていたり、 いてもうとんじられてたり、いろんな人がいるはず。 惜しまれて、涙に送られている人でなく、誰にも顧みられない人がいることを考える。 阪神大震災のときも、結局最後まで身元不明のままの人がいた・・・。 誰にも気づかれず、看取られず、名前もわからないままの人たち。 そういう人にこそ自分を重ねてしまうんだ。 若さも明るさもなく、特に役に立つ仕事をしてるわけでもない。 居なくなってもさほど困らない。(さすがに実家の親兄弟は困るだろうけど…) 将来があって惜しまれてる人たちじゃなく自分が死んでたらよかったのかなぁ、と。 命の重さはみな同じではないと思う。 惜しまれる人とそうでない人は絶対いると思う。 でも一方で、どんな命も失われるときは平等だと、奇妙にほっとする瞬間もある…。 お金持ちでも、若くても、美しくても、 「その瞬間」には皆まったく同じ条件だったんだなと。 たまたま違う車両に乗り込んだ運のよい人と、その日に限って最悪の場所にいた人と、 なんの違いもなかったんだな。 今日の昼はなにもやる気が起きず、仕事場でもぼーっとしてしまった。 あと数ヶ月はほんとに精神的にきつい日々になる。 4階の窓から道路をじっと見下ろすことが増えるだろうな。 でも、事故に遭った人たちは、もうくだらないことに悩むことも、泣くこともないかわりに、 笑うことも家族のもとに帰ることもできないんだなぁ。 未来を自分で選べる間は、くだらない小さな選択を無数に繰り返すしかない。 いつか自分の乗った電車が走り去るまで。 ...
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