このごろの。
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おやつ頃、二月の朗読会のチラシを届けに四ッ谷へ。
にしきみさんとおかださんに会う。
おかださんが綿矢りさ「インストール」を貸してくれる。
読みたかったからうれしい。
二人を見送ったあとそのまま喫茶店で一時間。
読み終えてしまった。面白い。
自分の高校生の頃のことも思い出してしまったりした。
制服のポケットにカッターの刃を入れていないと
落ち着かなかった日々。
ここに一番感じ入った。(勝手に行がえしています。) 「私」は高校生の女の子 この場面は「彼女」の留守中に「彼女」の家にいるところ。
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私は彼女に何もしてあげてないのに。 何かお返しできることはないか。台所を見回すと コンロの上の鍋の中に中途半端に残っているなめこ汁を 見つけたので、それを食べ切ってあげることにした。 一杯の水と冷たいままのなめこ汁を注いだお椀を持って、 私は一番風通しの良いベランダに向かった。
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あぁ、すごいお返しだと思いました。 愛があるなぁと。勇気がある愛情な感じ。
読み終わってこれはファンタジーだととても思いました。
おすすめ。
そしてまた興味深い「印刷に恋して」に戻るのでありました。
そういえば昨日 田中一光先生の訃報が。 あこがれている人々がいなくなってしまうのは残念。 でも清楚で力強いデザインは消えないと思うとうれしい。
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