このごろの。
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2002年07月06日(土) マラソン・リーディング!

スタッフ(というか紙まわり担当)として関わっていた

マラソン・リーディングというイベントがとうとう本番を迎えました。

お昼に沖縄から観にきた菊池夏子さんと銀座で待ち合わせて出発。

雨の予報もあったのにピーカンになったのは夏子パワーかな。

浜離宮小ホールへつくと開場前にすごい行列。

田中槐さんにとっておいて頂いたチケットを受付で受け取ると

No.001となっている。お心づかいに感謝した。


夏子さんと前から2列目の左端に座って振り向くと

ひと ひと ひと。(最終的に300人以上来場)

そのひとりひとりが自分がつくったチケットを持ち

プログラムを持って、話をしたりしている。

朗読を聴く前にそれでまず感動してしまう。

スタッフなのだからそういうことで自己満足をするのはよくないと

思うけれども、普段の自分の仕事で作ったものたちは

じっくり持ってもらうことはほとんどなく

期限がくれば捨てられていくものなので、このプログラムが

何人かの家でずっと保管されたりするのかもしれない、とか

思うと本当に涙がでそうになった。

ここまで書いたついでに制作意図を書くと

葉書やポスターに使われたビジュアルは

何人もの朗読会そしてずっと続くイベント→つづいていく川

を想像して多摩川沿いで撮影してつくったもの。

プログラムはあくまでも地味に、でも落ち着いた感じで

いいレストランのメニューをイメージして作りました。



朗読についてわたしは素人だし批評するつもりもないですが

気に入ったのをいくつかあげると(朗読順)

・岡田幸生さん  落ち着いた声で淡々としていてよかった。
         読まれた日記も短歌も言葉がしみ込んでくるような。

・結城文さん   短歌を英訳したものも交えて。
         お声のせいかものすごくこれはテクノだ!と感じた。

・錦見映理子さん エスプレッソの時より何かが深くなった感じ。
         サン・テグジュベリ『南方郵便機』もよかった。

・松井茂さん   色で表した楽譜とかシャープペンシルのノックとか
 杉山モナミさん ものすごく興味があった。全然長く感じなかった。
         もっともっと観ていたかった。

・WE ARE!    携帯の着信音にのせて登場したおふたり。
         川柳を二人で読まれたのですが声の組み合わせも
         発表のスタイルもとても完成されていた気がします。

・穂村弘さん   詩を2編。マカロニの「つるり ぴょん」とその人生?の詩と
         恋愛の詩。最後のしめくくりが好きだった。



会が終わるとスタッフのみなさんがばたばたとかたづけ始める。

ポスターをやぶいてかたづけてしまったといってあやまってくれた方が。

そんなこと、言われたことなかった!知らないうちに慣れていたんだ。。。

やさしい人たちに感動。そして尊敬。



2次会はあふれんばかり(というかあふれていた)の人。

ずっとみていたいと思うほどにおだやかさと楽しさがありました。


                







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