| 2004年02月19日(木) |
ファンタジーと生きる その2 |
ゲド戦記�靴量�者あとがきを読む。
原作者であるル=グウィンが書いた、 「This Fear of Dragons」というエッセーを紹介する一文に、 過日自分が考えたファンタジーに関する考察と似たような視点を見つけて嬉しく思う。
そこにはこのように書かれていた。
「ところで、数々のすぐれた作品にまじって、ル=グウィンにはThis Fear of Dragonsというエッセイがありますが、彼女はこの中で空想の楽しさを語り、女子どものものとして、それを一笑に付してしまおうとする現代人の心の貧しさに溜息をつき、…中略…世の大人たち、とりわけ社会の第一線で働くきちんとした身なりの男たちが、竜に象徴されるファンタジーをこんなにも排斥するのは、実はファンタジーが真実であることを知っているからではないか、自分達を忙しい日常へとかりたてていくものにひそむいっさいの虚偽を“竜”があばき出してみせるからではないか、そんなふうにして、自分達が人間的に解放されて自由になることをこわがっているのではないか、と言います。」
まことに一人勝手な世界であるけれど、 まるでここにグウィンや訳者である清水真砂子氏とがいて、 一緒に会話をしているような臨場感を感じてしまった。
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