浅間日記

2004年07月10日(土) 嫌な死に方

クラッチ系統に欠陥がある三菱大型車の「使用停止」を、国土交通省が指示。

登録されている7万4千台のうち、点検を受けたのは、
7月6日の時点で9000台のみとのこと。
つまり、残りの6万5千台の三菱大型トラックは、
殺人マシーンとしての可能性を秘めて、路上を走っている。

彼の車を見たら、一目散に逃げなければならないのだ。
宅急便を出す時や引越しの際は、
三菱トラックで輸送されないか、確認しなければならない。冗談ではなく。

さらに、気をつけなければいけないのは、車だけではない。
検査履歴を改ざんしているJR西日本だって、
うかつに利用してはいけない。

*

何しろ人は、それぞれ1回しか死ぬことができないのだ。
「もうこの世は嫌だから死んでしまいたい」と思い
日々悲観にくれている人だってきっと、
いいかげんな会社の、いいかげんな経営者や社員による
馬鹿みたいなミスのために、
車に引かれたり列車のトンネル事故で死にたいとは思わないだろう。

*

この出来事をみていると、
高度経済成長期を境に、いけいけドンドンで
つくっては売り、売ってはつくりしてきた工業製品やインフラ全体が、
日本全体でほころびをみせているような気がしてならない。

こういうほころびは、
技術的な問題も当然あるだろうし、
人の能力や教育の問題も大いに関係すると思う。

いずれにしろ、こういう、ものつくりのプライドという面で、
日本はこれまでの貯金をすっかり使い果たしてしまったようだ。

乗れない車、通れない橋やトンネル。
老朽化するコンクリート建造物。

当然ながら、つくった分だけ壊れるのである。
そして、同じ時期につくられたものは同じ時期に壊れるのである。


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加