田口ランディの「わすれないよ！ヴェトナム」を読んだ。やたら元気なオバちゃんライターが一ヶ月間ヴェトナムのメコンデルタに滞在したときの記録なんですが。

読後の感想。「オレ絶対このオバちゃんと一緒に旅行したくね〜！！」

いや、なんつーかやたらパワフルだし、わがままだし、独善的だし、それにちょっと電波入ってるし。おまけに結構人のこと決め付けるし。こんなオバちゃんと旅行なんてしたらストレスで胃がぶっ壊れちまうことうけあいです。

さらにすごいのはこの方子宮にガキ仕込んだ状況でベトナムにいたんですな。本人も気付いてませんでしたが。やたら電波な記述があるのももしかしたらそのせいなのかもしれませんが。ただそれをひいても困った旅人決定ですが。

あと自分の人生をストーリー化したがる傾向もつよいですね。まあ、多かれ少なかれだれにもあるもんですが。ただそういうところに宗教がつけ込むのですが。

しっかしなあ・・・この人に限らずいろんな所に旅行してなんか悟ったとかほざいている人おおいっすよね。ヴェトナム以外にもインドとかバリとかがメジャーですが。そりゃ転地効果みたいのもわからんでもないですけどねえ。なんか嘘くさいよなあ。どこにいったって場所は場所でしかないとおもうけどなあ。

えーそんなわけでオイラは日本に密着して悟りを開きたいと思ってます。すくなくとも３０までは日本からでないようにしようかと。今にみちょれ。日常生活で悟りをひらいたるわい。

まあ悪口をいいながらも「ヴェトナム」は高評価です。うん。なんだかんだでおもしろいし。