エスムラネット・日記

2004年12月23日(木) 本田美奈子.と友人の個展

今日は友人と
「アヴェ・マリア 本田美奈子(何故か「.」ナシ) クリスマス・コンサート」を観に(聴きに)行ってきました(於・新宿文化センター)。
イープラスで、チケットが半額で出ていたので。
2週間前に買ったのに、2階席の最前列センターでした。
売れ行き悪かったんだね…。

それにしても、知らないうちに本田美奈子、大変なことになっていました。
まず、客層のメインがジジババに移行(最前列にはオカマ2人組も)。
そんな客層に媚びるかのように、ことさらに幼さを強調し、そして何度も客に(暗に)拍手を要求するMC
(「わァ、すごい拍手ゥ。すごぉく嬉しいですゥ」とか「この思いをこめて、お歌を、歌わせていただきます」とか、万事そんな感じ)。
そして、クラシックを歌いながら、何故かバレエとも暗黒舞踊ともつかない、不思議な踊りを披露。

「あなたと熱帯」は、一体なんだったのでしょう。

歌の方は、もちろん上手かったし
(最後の1曲はノーマイクで、一応2階席まで届かせていました)、
「あんな無茶な歌い方していながら、よくこの声質を保てたなァ」と本気で感心しましたが
いろんな意味で微妙なのは確か。
クラシックファンは本物聴きに行くだろうしなー。
昔の美奈子に比べると、あまりに刺激なさすぎるしなー。

10年前、「ミス・サイゴン」での美奈子は
粗削りながらも、その声に
「アタシはこの仕事に命かけてるんだッ」
という気迫をみなぎらせていたものですが
(松たか子は、それなりに上手くやっていたのですが
やはりハングリーさが足りなかった気がします)
今は去勢されてしまった感じで、少し淋しいです。

「誰でもピカソ」で「アメイジング・グレイス」を
ポップス唱法/ミュージカル唱法/ソプラノ/トップソプラノ
で、これみよがしに歌い分けているのを見た時
嫌な予感がしたものですが…。
このまま変な方向に突っ走らないでほしいなー。

でも、来年行われるデビュー20周年コンサートでは
演歌からクラシック、そして「マリリン」まで
全て歌うそうです。
行かなきゃ!
というか、クラシックオンリーのアルバムやコンサートじゃなくて
貪欲に何でも揃える、歌の百貨店!
それこそが美奈子の生きる道だと思うのです。

が、「マリリン」とかやったら、ジジババ客逃げそうだしなー。
どうする、美奈子。

美奈子を案じるあまり、なんだかひどく散文的な日記に
なってしまいました…。

ちなみに、最近出した、クラシックアルバムのタイトルは「時」。
美奈子、岩谷時子先生に媚びすぎです…。

そして深夜、美奈子.ショックを抱えたまま(うそ)
絵を描いている友人の個展を観に行きました。
ユニークな絵ばかりで、僕は大好きです。
興味のある方は是非、お越しください。
個展名は「三江健太の個展」(そのまんま…)。
会場は世田谷区太子堂2-29-9 中野ビル2Fの「DOUBLE T」(最寄駅は三軒茶屋)。
営業時間は午後7時〜午前4時で、1月29日までやっています。
詳しくはHP(http://www.patchworks.jp)をご覧ください。
記名帳?にV6の井ノ原君の名前があって、ちょっとびっくりしました。


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森村明生 [MAIL] [HOMEPAGE]

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