少し肌寒い、気持ちの良い空気の中。 君の背中を追いながら、葉桜を眺めて。 想い出すのは、一年前のコト。
まだ初々しかった、あの頃。 一緒に住んだばかりで、嬉しくて楽しくて。 懐かしいだけじゃない、大切な何かを。 沈丁花の馨りに、そっと潜めた。
もう、一年も経った。 けど、この想いは色褪せるコトは無く。 これだけ一緒に居るのに、嫌な所も沢山見たのに。 お互い、離れたくないと願っている。 それは、なんて素敵なコトなんだろう。
君が今、隣で微笑んで居てくれて。 それだけで、あたしは。 明日も頑張ろう、って想えるよ。
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