波に呑まれて、何処までも。
上がって、下がって。
あたしに振り回されるのは、いつだってあなた。
あなただけが全て、受け止めてくれる。

嵐の前の静けさ。
あたしの海。
波間に、何を見つけましたか？


紅い月と向き合う。
言葉にならない声が聴こえる。
笑っているの？
泣いているの？
判らない。
此処からじゃその姿さえ。
曖昧な境界で色取られて・・・
届かない。想いさえも。


今日返ってきた一般常識のテスト、クラスで一番だった。
嬉しいよりも、安心した。
きっと心の何処かで、当然の結果だと想ってる。
醜いあたし。
あの月に吊るされて、世界を見渡したら。
綺麗な星空も、見つかるのかしら。