駄文
蒼海 零



 (嬉。)


風真さんに頂いた絵。
Outlookを開いて思わず息を止めた。

けして上手いとはいいがたい。
でも、奔流のように溢れ出た「頑張れ!」が
私の心を打った。
絵から伝わる「心」というものを、こんなに
感じたのは初めてだ。

驚きと、嬉しさに息が詰まった。

ありがとう。
言い尽くせない。
ありがとう。




秘密を心の中に持った気分だ。
変に独占欲が高まって、それと同時に周り中に言いふらしたいざわめきがうずめく。
両手いっぱいの花束や、
全天を飾りつける星空や、
朝一番に見つけた一面の銀世界とは違う喜び。
荘厳でも圧倒されるでもない、ほのかで暖かな喜び。
うれしい、ということ。
遠くにあると思っていた他人の心が、
まぎれもない自分に向けられていることに気付いた。
私がここにいるのが分かる。
・・・ここにいると、知ってくれている。
小さな小さな、灯かりが照らした。
何よりも強く輝く、光だった。


2002年01月14日(月)
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