2001年08月31日(金)
眠りと死

たとえば、ひとがそこで寝ている。呼吸音だけが聞こえる。まるでもうそこにいるのはひとではないかのようだ。そう、まるで無限の宇宙が眠っているように……安らかに眠るのが人間だ。眠る人間と死んだ人間を区別するものはない。だから、そこには、我々が宇宙をつかまえる直前の宇宙が横たわっている、とも言える。

円い(丸い)ということの隠喩−−人間が円い。(ひとが)丸くなる。丸損した。まるでだめ。丸く収める。割合にないものだ。


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