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仏身を見る者は仏心を身奉る。仏心といふは、大慈悲これなり。仏心はわれらを 愍念したまふこと骨髄にとおりて染みつきたまへり。例えば火の炭におこりつきたるが如し離たんとするともはなるべからず。摂取の心光われらを照らして身より 髄にとおる。心は三毒煩悩の心までも仏の功徳の染みつかぬ所はなし。機法固より 一体なるところを南無阿弥陀仏といふなり。この信心おこりぬる上は、口業には たとひ時々念仏すとも常念仏の衆生にてあるべきなり。真如法性の理は近けれども 悟りなき機には力及ばず、わが力も悟りもいらぬ他力の願行を久しく身に保ちながら由なき自力の執心にほだされて、むなしく流転の故郷に還らんこと返すがえすも 悲しかるべきことなり。すでに他力の乗ずべき途あり、拙く自力にかかはりていたづらに火宅にあらんことを思はざれ。自力のひがごとを改めて他力の信ずるところ を、ゆめゆめ迷いをひるがえして本家に還れ、ともいひ、帰去来、魔境にはとどまるべからず、とも釈するなり。
それ人間の五十年をかんがへみるに、四王天といへる天の一日一夜に相当れり。 また、この四王天の五十年をもて等活地獄の一日一夜とするなり。これによりて、 皆人の地獄に堕ちて苦を受けんことをば何とも思はず、又、浄土へ参りて無上の 楽を受けんことをも分別せずして、いたづらに明かし空しく月日を送りてさらに 朝夕は暇をねらひて枕を友として眠りふせらんことまことにもて浅ましき次第に あらずや、静かに思案を廻らすべきものなり。この故に、今日今時よりして不法 懈怠にあらん人々はいよいよ真実報土の往生を遂げんと思はん人こそまことにその 身の徳ともなるべしこれまた自行化他の道理にもかなへりと思うべきものなり、 あなかしこあなかしこ。時に文明6年、あまりの炎天の暑さに、これを筆にまかせて書きしるしをはりぬ。
と蓮如さんよくお怒りになられておられたんですね。御文章2帖目第12通。
昨日今日は暖房をつけたほど涼しくなってきましたが、まさに暑さ寒さも彼岸迄。 というここは日本です。
13通目も読んでみようかな。
それ、当流に定むるところの掟をよく守るといふは、他宗にも世間にも対しては 我が一宗の姿を露に人の目に見えぬ様に振舞へるをもて本意とするなり。然るに、 近頃は当流念仏者の中に於いて、わざと人目に見えて一流の姿をあらわして、 是をもて我が宗の名望の様に思ひて、ことに他宗をこなし貶めんと思えり、これ 言語道断の次第なり。聖人の定めましましたる御意に深く背けり。
仏心は心中に深く保ち続けるものということかしら。
Sometimes you feel that your progress so far is just a drop in the bucket, but remember that every bit counts!
Vocabulary note:
drop in the bucket: an insignificant or very small amount
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