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母犬が私に必死な眼差しで助けを求めてくる。妊娠してはいないが、下腹は妊娠しているように見える。ま、私も似たようなものだ。下の子妊娠中のマタニティダイアリーを見直してみたら、あの頃胸はもっと控えめだった。
そういえば、墓参の時、雨は降らなかったが、雷が鳴ったのを、私は『うる星やつら』のラムちゃんが太鼓叩いている、なんて軽口を叩いたが、でもどうして父の法事はしてくれるのに、母の年忌はしてくれないの?と内心思ったりしていた。どうして石原裕次郎さんの年忌はあったのに、母の年忌はないのか?思うにそれは、母には浄土真宗の法名があるからだ。即得往生だ。 父の年忌が南無妙法蓮華経になって、母は南無阿弥陀仏になってしまったのは、何だか身を引き裂かれた感じだが、それはきっと私のせいだ。私が 教義とかでなくて、保母さんの資格を取ろうとするタイプだったら安全だったんじゃないかと思う。
父は自分の家は自分の母親と妻によって支えられてきたと 考えて、なになに家と刻んだ。生涯独身だった伯母も支えたその中に入った。 しかし祖父はどこに葬られたのかな。父は祖父の故郷徳島のお寺の名前を言っていたけど、管理しきれなくて、そこで無縁さんになったのかな。 祖父母は高野山方面の系統で逝ったのに。
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