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あいつが悪い男だとは誰も思わない、と彼は言った。
私も思わない。
でも、”あいつ” は、俺はいい人では無い、と言っていたな。 それもそうだ。あいつは私を好きだった事はなく、今も好きでは無い。 お互いに顔を見知ってはいても、恋愛対象として見た事は無かった。 あいつは、彼を本当に友達と感じたはあっただろうか?実は無かったのではないか? ただきっと、彼は、男として、人として、あいつを信じられた。
彼は、そして私も、安易に、人を、いいやつ、いい人に見がちな時がある。 日本人って、性善説っぽいところあるかな?
彼女はお母様に私の事、いいこでしょ、と言ったことがあるけれど、 でも、ある状況に陥ると、私でも、純粋にいい人でもあり得なくなる事がある。
信長はイエズス会の神父との話を好み、コスプレもした。純粋に異国の文化に惹かれたのだろうな。日々の戦いの中で。 しかしだからといって、お山の人たちを焼き討ちって、酷い。 人が何かを信じる力は、破壊力も持っているのかな。 その怖さのために、戦いに疲れたら、一時は鎖国したくなったり。 それが三百年続く程、それ以前の内戦は酷かったか。
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