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2020年のオリンピックを東京に招致していた事を知らなかった日本人は私だけだったかもしれないが、私はオンラインで知り合ってお世話になった友達を我が家に泊めるには、ベッドが小さ過ぎると長い事悩んでいた。 それなのに、オリンピックの選手村のベッドがそんなに小さくて段ボール製だなんて、 それでも開催できるんだとむしろ感心した。 確かに、外国に滞在する時、その土地の人たちに、自分が滞在する為に、滞在場所を新しくしたりするご足労をさせるなら、恐縮で気軽に滞在しには行けない。 私は友達よりも小さかったし、ハンドバック一つで来れば良いのよ、と言って下さって、それでも夫はその国製の旅行鞄などを貸してくれたりしたので、独身でないと、なかなか国外の友達とバッグ一つで気楽に会ったりはできないのだと感じさせられた。 しかし、欧州の友人は、結婚しても、結構自分の気持ちで動ける。 日本の既婚女性である私の意識というより、夫の意識が自分と違うという事は、確かに難儀だ。私が恥ずかしくなくても、夫が私のみなりを恥ずかしくないものであって欲しいという感覚があっても、私は別に裸で飛行機に乗ろうとしていたわけでも無いし、私達は普段のままでお茶を飲みたかったのだ。しかし、私は欧州の彼女たちがお互いの家を行き来するようには気軽には旅をさせてはもらえなかった。 その事については本当に疲れた。友達にそのことを気軽に話題にする余力も残っていなかった。ただ彼女の家で、眠らせてもらった。それは凄い事だった。 日本人が会社の意向や、学校で学生を遊学させる仕組みとかでなかったら、日本人街ができるくらい、そこに暮らしている人と友達として話をするのではなくて、日本人だけで日本の会社や社会を代表してグループで行くのだったら、思った事など自由には話せない。やはり自由な旅は、私は独身の時にするだけの健康と実力を備えていなければならなかったのだと思う。
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