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お祖父さんたちが生きているうちに生まれてきたかったなどと思う。 自分にどうしようもないことについては考えないように言われますよね。 今私にできることって何?ごはん食べられる。有難い事ですよね。 食卓への道が遠くて痛いけど。頑張れば移動できるじゃない。 私がお祖父さんたちを愛しても、お祖父さんたちは私を知らない。 母方の祖父が喜んだのは末娘の長兄の誕生まで。別にそれだからもう死んでもいいと思ったかどうかはわからないけど、とにかくそれで安心したんだな。その後私が生まれたことなど知らない。 父方の祖母が私は好きだ。母は祖母を介護しきった。きっと私に話したような不満は介護が終わった時には消えていたろうな。 私は祖母を介護しなかったから好きなんだろうか?違う。祖母の気持ちを感じたから。 雪国で祖母が暖房を焚きすぎたら、私の顔がが真っ赤な湿疹になって母は頭にきたという話があった。 嫁にちょびっと迷惑な姑の愛。きっとおばあちゃんも私と同じように不器用でドジっ子だったのかもしれない。 おばあちゃん、アトピーなんて私にはどうって事ないの。私はめでたくても迷惑な姑にしかなれそうもないから、私はおばあちゃんが大好き。矛盾の日本を生きて、女子教育に理想を持って、でも亡くなるまで娘さんと暮らせたのは羨ましいな。 あなた方は古い日本を内に秘めながら新しい日本を模索した。 母が見ることができなかった貴女の涙を私は知っている。言葉を失った貴女の涙。五歳の時からずっと私の中にある。この涙を捨てられないから、私は自分からは死なないよ。言葉は交わせなかったけど、私のアトピーの中に貴女は生きている。私は自分のアトピーを厭わない。貴女を大好きな自分を私は厭わない。感情的なことを一切書かずに事務的なメモのみを書き残したおばあちゃん。貴女の心を私は見た。 貴女は感情的に生きようとはしなかったし自分の感情を理解してもらおうともしなかったけど、愛だった。
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