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ジャニー氏は、戦後のこの日本で、きっと私たちの両親よりも、偏見に晒されただろう。 年頃になって日本的感覚の見合いの話もこなかったかもしれない。私よりもずっと寂しがり屋で、未成年という年齢などに構わず、特に純真な少年たちには愛に溢れてしまったのではなかろうか? 憲法は米国流自由民主主義。新しい世の中。しかし法律を学んだわけでもない。少年たちを傷つけようなんて気はさらさら無かっただろう。戦後日本の新しい時代に産み落とされ、彼なりに何か楽しいやり方で、愛する少年少女たちが身を立てていけることを願っていただろう。
私はあまり特定の歌手やタレントさんのファンにはあまりならなかったけれど、例えジャニー氏が未成年の少年をお風呂でくるくる洗っても、それが罪だなどとは夢にも思わなかっただろう。可愛くて仕方なかっただけだろう。
私の祖母は十六で十九歳上の義兄に嫁いだ。祖父は犯罪だなんて言われそうだが、実際いとこ同士の結婚もある。それらは困難な時代を助け合うのにやむおえない事情があった。 ジャニー氏たちも、結局この世の中で子供たちがどうしたら健康的に育って身を立てていけるかしか考えていなかったんじゃないかと思う。
しかしりょうせいの合意に基づいた関係を築く事は、とても難しいことなのかもしれない。
皮肉なこともある。
誰だって、後から考えたら、小学中学の頃なんて、本当に何もわからず、親や年長者を頼る他はなかったのだ。その年長者が正しいかどうかもわからなかった。明治の財閥や富裕層なら日本が米国に勝つなんて無理なのは明白だったろうが、庶民の不満を抱えた軍部が政権をとった頃、進学校で学んだはずの私の父は日本が勝つと信じていたと言う。それが二十歳過ぎに敗戦で、価値観は180度ひっくり返される。
ジャニー氏も混乱の日本で生き残るために、粉骨砕身で生きたろうと私は思う。お気に入りの子もちょっと気に入らない子もあったろうが、傷つけるつもりはなかったんじゃなかろうか。
だからジャニーズ氏が罪を犯さなかったというのではない。確かにどうしても忘れ得ない傷はある。忘れたくても忘れられない傷のために困難な状況に陥ってしまうことはある。私も人を傷つけてしまったことはあったし、逆もあった。しかしどちらもきずつけたかったわけではない。事故はある。事故があれば悪気はなかったとしても、確かに罪はある。
東山氏のトレーニングのストイックさは半端ないもののように聞いた。誰にでもてきることではない。しかし東山氏のようにできる人の方が少ないかもしれない。頑張っても駄目なものもある。東山氏は少年の頃からジャニー氏につけいられる隙がなかったかもしれないが、それは稀有だろうな。
ジャニーズ事務所に愛着のあるジャニー氏を憎めない人たちは、まだ野放しにされていたジャニー喜多川を全否定しきれていないから社名変更できないのかな。
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