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最近は時代遅れのわたしも押し活というのを勧められるが、直ぐには自分が情熱を傾けられるような押しは思い浮かばなかった。 しかし、私の推しは、マイケルケインかな。 昔私が卒論で取り上げた小説の映画化された作品の方を観ていなかったので、その映画はマイケルケインとリチャードギアが主演だと今日知った。私の専門は英米文学だから、いくら私が時代遅れでも、少なくとも二十世紀昭和だったとは言え、自分が取り上げた小説の映画化作品くらい観ておくべきだった。 Miss Congeniality のマイケルケインも好きだと娘が高校生の時言っていたので、デインジャラスビューティの方は観て面白かった。娘はその頃もう一人の俳優さんも推していて、インド系のインテリ女性と結婚した有名な俳優さんだが、お名前をど忘れしている。その頃の私はその俳優さんに魅力を感じていなかった。しかしその後娘の推しとして関心を抱くようになると、なかなか良さそうな俳優さんだと思い直している。私はイケメンや美少年に偏見を持ちやすいところがあった。 私は人の推しに影響されやすいし、それが娘の推しであれば尚更だが、私がマイケルケインに惹かれたのは、やはりデインジャラスビューティーによるところが大きいが、マイケルケインがまさか私が取り上げた小説の映画化作品の主演男優だったとは今日まで知らなかった。リチャードギアは息子のお父さんがが若い頃プリティウーマンを観に映画館に連れていってくれた。それだからジュリアロバーツも推しではある。こんなに推しの数が増えると、情熱はどうしても分散してしまうかな。。 私が取り上げた小説は親を心配させてしまうような内容だったかもしれない。 私は普段の生活にそんなに退屈を感じるたちというわけでもないが、両親と別居するようになって孤独を紛らわせるには、こんな小説にはまったのかもしれない。実際英国や南北アメリカ大陸方面に留学等考える程の実力はなかったのだ。けれども、苦労をかけないとは言わぬが、退屈はさせない、などと娘の父親が私に言ったのは、私が日常に退屈するタイプと看做したのだろうか?その作家の小説のペーパーバックにはまったので英語の文法を感じたかも知れない。Miss Congeniality のサンドラブロック演じる女性に娘は感情移入して自分自身を引き立てているような気がした。 戦争中軍国少年少女だった私の両親が私たち子供を神社に初詣に連れていったりしたのは、私が英語の世界に行ってしまうことを叱れないがとても不安だったのかもしれない。小さい頃憧れた国と戦争になった。私は小説の世界で欧米の女性が幸せそうな印象はあまり持てなかったのだが、憎めない魅力があった。
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