お客を選ぶということ - 2004年12月04日(土) 昨日、ボーカルさんのファンの方が帰りがけにこうおっしゃった。 「いい店だと思うから、ちゃんと客を選ばないと!」 たしかにその通りです。 そのときの失礼なお客ですが、ああ見えてもお酒が入らないと普段はとっても大人しい静かな人で、私とは12年も付き合いがあるのですよ。 最初に独立してお店を出したのが12年前でしたから……(当時23歳)。 昨日もCH.マルゴーなど数本を飲んでくれて二人である程度は使ってくれているのですが私以外の人では対応が難しく、けっこう悩みの種です。 たとえば本人が文句を言ったことに私が反応して、スタッフなどを目の前で注意すると(それも演技で)逆にスタッフを今度はかばい始めるような天邪鬼な性格してますが、ああいうシンプルなBARだとクラブの黒服的な役回りをソムリエに演じろといっても無理な話です。 これも私の修行でしょうか……。 ボーカルが帰った後、ピアニストさんは特別リクエストを快く承諾してくださって、帰り際に一曲ほど演奏して下さり、あの失礼客は今度は機嫌よくチップを一万円渡していました。 そういう成金的な飲み方は下品で申し訳なかったです。 ...
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