30周年 - 2005年03月15日(火) クリマでお世話になっているK氏が社長を勤める新聞社の30周年記念パーティーに出かけた。 青山のシェ松尾にてソプラノ歌手の演奏を聞き、その後にフルコースディナーという贅沢な時間を過ごす。 私は昨年に引き続き、K社長に招待していただいていますがお祝いの席なので本来はご祝儀を持参するべきのところワインバーの貧乏経営者という立場をご理解いただいているようで非常に心苦しい。 出席者のなかで国際的に活躍している有名デザイナー夫妻がいらっしゃいましたが、今年でちょうど結婚30周年とのことでした。 30年続けられるということは素晴らしい。 企業も夫婦間も、その間にいろいろな困難が立ちはだかり苦労もたくさんあったことでしょう。 そして、私が思うに30周年の後も続けていく……ということがもっと尊敬すべき素敵なことだと思うのです。 私の住まい&お店の近くに「カフェ どんパ」というお店がありました。 水コーヒーで有名なお店で、つい最近まで30周年記念フェアーという垂れ幕をかけていたのですがナント! 先月いっぱいで閉店してしまったのです。 たしかに老舗とはいえ、流行っているとは言いがたい雰囲気はありましたが周年というのは一つの区切りなのだということを思い知らされました。 現状が苦しいと、 「ここまで頑張ったからいいだろう」 という気持ちも出てくるのです。 実は私にも経験があります。 果たして、我が店「クリマ」の寿命はいかがなものか。 永遠? いや、私の生命が有限であるようにクリマも有限であるべきだとも思う。 ...
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