翔くんのときどき日記

2004年09月09日(木) 読みました


橘さんの「オーバー・ザ・ホライゾン」読みました。

うん、面白かったです。



とりあえず読後の感想ですが、まだ未読の方は読まない方がいいかも。
あと橘さんのファンも読まない方がいいかも。プロの作品ですし、感想としては辛口です。





















と、言うわけで、読後の感想ですが。
こーいう事書くと、ファンに殺されてしまいそうな気もしますが。すごい反論が山ほど来るような気もしますが、それでもあくまで「一読者」として書きます。

で、素直に書くと、確かに面白いんだけど、人様に無条件に勧められるほどではない、というところでしょうか?

決してつまらなくはないんです。さくっと読ませてしまう力は十分にあったと思います。面白いんです。

しかし、それでも、なんか橘さんの話にしては、ちょっとお話が素直過ぎた気がします。先の展開が完全に読めてしまいました。

なんというか「おおおおっ」と思わせる意外な展開が欲しかったですね。


キャラも、Web連載作品ではあれだけ魅力的なキャラを書いていた橘さんらしくなく、いまひとつ。いや主人公も嫌いじゃないし、ヒロインも嫌いじゃないんですが。つかワガハイ……じゃなくて猫のイワノフはとても良い味出しているんですが! イワノフ、好きですが!

でも「おおおおーーーー!!」と言わせるだけのキャラではない。


そして「喋る猫」が登場しているものの、そこがいまひとつストーリーに活かされてないと思います。イワノフは実は! といったような何か、とか。猫だからこその! のいったような何かがあるとよかったです。

残念ながら、聖典で殴る某司祭を超えてはいないかなぁ。


あとは橘さん得意のギャグがなかったせいもあるのでしょうか? 読みやすくはあるのですが、どうものっぺりしていました。

と、いうよりもたぶん編集さんの要望なんでしょうが、電撃色に近付けようとして、いまひとつ上手くいっていない気もします。

もちろん電撃のプロとしてデビューした訳ですから、それも大事なことですし、それがないと編集さんのOKは出ないでしょうけども。橘さんらしさをもっと感じさせて欲しかったかなぁと思います。


視点がかなりころころ変わったのも、私的にはちょっと読みづらかったですね。
私はある程度定まった視点から書いた作品の方が好きです。まぁ、これは橘さんの作品は某作品でもそうでしたから、橘さんらしい書き方かもしれませんし、あくまで私の好みの問題でしょう。



なんだか悩んで悩んで、その上でやっと出来たって雰囲気があるのですが、実際のところどうなのでしょうか?


何にしても橘さんは、もっともっといい作品を書ける才能の持ち主だと思います。

なんたってWeb上で、私が「この人はめっちゃすごい!!」と認めた人のうちの、一人ですからね。次の作品はもっともっといい作品を書けると思いますし、デビュー作で緊張していたのもあるでしょうし(投稿作品とは違う訳ですし)。

次回作に期待というところですね。
がんばってくださいね!








まぁ、しかし、いろいろ書きましたけども、この作品で一番いいたい事は!


イラストが酷すぎるーーーーーーーー!!!


ってことです。

どこの同人誌だよっ、と思わせるレベル。正直、ひどすぎです。橘さん可哀想。


これがもっと魅力的な挿絵だったなら、また世界が広がったかもしれません。挿絵も話を読み進めていく上では大事なエッセンスではありますから。隠して読みたい気持ち。




まぁ、あまりにも酷い絵が話題になっていたりするみたいですから、それはそれで災い転じて福となるかもしれません!



とにかく次回はもっといい絵師がつく事を期待しています。




ではではー


追伸
あくまで「作家」ではなくて「読者」としての目ですので、「じゃあお前はこの作品より上の話を書けるのか」と言われたら、書けないかもしれません。
自分の筆力は棚に上げての事ですので、一つよろしくです。


追伸2
いろいろいいつつもうすでに友達二人に「面白いから買え」と言ってきましたけどね(笑)


Web拍手コメント
特にないです。


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香澄 翔 [MAIL] [HOMEPAGE]


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