ちびくろさんぼが復刊するようです。
とはいっても、いまどきの若い子はしらないかもしれませんね。
黒人の女の子が、トラに襲われて衣服を奪われるが、機転を利かせて取り戻すっていうような内容の絵本です。
最後にトラがぐるぐる回って、あまりに早く回ったために黄色い色だけが残ってバターになってしまう、というちょっと不思議なオチが魅力的なお話でした。
私も子供の頃は何度と無く読んだお話で、復刊するのは嬉しいですね。
しばらく前にも主人公を犬にして復刊したなどの話がありますが、やっぱりオリジナルの方が親しみがありますしね。
それにつけてもこのお話は「さんぼというのは黒人に対する蔑称である」という市民団体からの抗議で廃刊になったそうです。
そういうのを聞くと、いつもなんだかなぁ。と思ってしまいます。
このお話を読んで黒人に対しての差別的な意味を感じる人がいるのでしょうか? 普通ならいないと思います。
差別かどうかというのは、そこにある意図の方が大事で、決して言葉狩りをする事ではないと思うんですけどね。
八百屋という言葉がありますが、これはそもそもは差別用語だそうです。 そもそも、○○屋という言葉自体がそうらしいですね。
ですから正しくは野菜販売店などと呼ぶべきらしいですが、でも、いま八百屋という言葉を差別的な意図で使う人がいるでしょうか? 恐らく殆どいないと思います。
それどころか差別用語だと言う事を知らない人の方が多いのではないでしょうか? 実際、いま八百屋さんを野菜販売店などと呼ぶ人は滅多にいません。だからといって、皆が皆、八百屋さんを差別している訳はないですよね。
私は、だったら、それは差別用語ではないと思うのです。
差別というのは、そこに込められた意図が問題な訳で、そこに特別な意図がないのであれば、何でもかんでも言葉狩りをするというのは好ましくない気がします。
それこそくさい物に蓋ではないですが、表面的な解決にしかならないと思います。
その言葉自体が殆どの人が差別的な意図でしか使わないような言葉であれば、使わないように、というのはわかります。例えば江戸時代に作られた非人なんて言葉は明らかに差別する為だけに作られた言葉で、今でもそれ以外の意図は感じられません。相手に対して言えば、当然いい思いはされないでしょう。こういう言葉であれば、禁止する理由はわかります。
ふりかえって八百屋という言葉はどうでしょう? 当初は侮蔑的な言葉だったのかもしれません。でも今、そういう意図を感じるでしょうか? あるいは八百屋さん本人は侮蔑的だと思うでしょうか?
私は八百屋さんではないので、100%の保証は出来ませんが。 いまでも自ら八百屋と名乗っている事からしても、そうではないと思います。
さて、日本でさんぼというのが黒人に対する蔑称である、という事を知ってる人がどれだけいるのでしょうか? それはそもそも本当の事なんでしょうか?
それすらも私にはわかりません。たぶん殆どの人がそうなのではないかと思います。だとするとそれは本当に差別用語なのか、という気もします。
差別を無くすというのは、そうした言葉を槍玉にあげて、なんでもかんでも禁止する事ではないとは思います。
もちろん、もしかすると「さんぼ」という言葉に嫌な思いをする黒人さんもいるのかもしれません。そうだとするとそれは考慮すべきことかもしれません。差別用語だと言う事を知らずに使って、相手を傷つけるという事もあるでしょう。それは憂慮すべき事です。
しかしここで「差別」かどうかというのは、言う側と言われる側のどちらか、あるいは両方がそう思って、初めて差別であると思うのです。
だから差別用語だから使わないで、この本は出版しないで、というのは差別を受けている当事者か、それに近しい人達であるべきかなぁと思います。当事者である黒人とは全く縁もゆかりもないような市民団体が抗議する事なのか、という気もします。これこそ差別撤廃に身を隠した、言葉狩り、新たな差別ではないかと思います。
だから不確定な何かの為になんでもかんでも禁止するといのは、違っている気がします。そうして堅苦しく不自由になってしまった社会からは、余計にいびつなものが生み出される気がします。
差別というのは、相手の事を良く知らないゆえに起きたり、あるいは相手を格下だと思いこもうとしているから起きるものだと思います。
取り組むべき事は、言葉を狩る事ではなくて、そうした意識を無くすために、お互いを理解しあえるように少しでも交流すること。相手に対して謙虚な気持ちを持つ事ではないかと思います。
そんな訳で。
一個人として、一物書きとして、このちびくろさんぼの復刊を嬉しく思います。
なんだか長く真面目になりました。
読んでくださった方、ありがとでした。
Web拍手コメント 「同じく体調不良……というよりただの仕事疲れですが。早く休んでくださいね。」
無理しないでくださいね! 最初のうちは体もなれないでしょうが、ゆっくりがんばってくださいね!
私も無理しないようにします。 というか、今日は死ぬほど寝てました(笑)
8時に一度おきたのに、また午後2時まで寝てました。炬燵で……。
……どうせ寝るなら布団で寝ようよ。私。
「ご無沙汰です、三十路が近い(電撃〆切6日後)○○です ブログはじめましたですよ。 最近は、平日に1時間しか寝ないで働いて、休日には半日以上寝てたりする駄目っぷりですが、 体調管理には気をつけたいですね。もうお互い若くはな(以下略)」
ま、まだ若いもん!? と、いう訳で、おひさしぶりです(^^) ブログ開催おめでとうございますー。さっそくお気に入りにいれさせてもらいましたよ。
しかし一龍さんとこでも同じ事を言われてましたが、名前を伏せている意味がないですね(笑)
しかし一時間は少なすぎですよ。。。お仕事ですか? ううう、無理しないでくださいね。
「うちの『流浪世界譚』も読んで、できたら感想下さいー(笑)」
はぅ(笑) 先日は感想ありがとうございました。出来るなら私もそうしたいのですが、なかなか時間がなくて。自分の話を書くだけで精一杯です。
(すでに感想を書きますーといって、話を読んでおきながら、感想かいてない話がちらほらと……)
とりあえず出来るところで何とか読みたいですが。
ではではー
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