| moonshine エミ |
| 2007年03月22日(木) 駆け抜けている3月です。 | ||||
| 忙しい日々が続いております。 これが年度が明ければ、修羅場は経理の独壇場、酒も色恋も息抜きもなく、ただただ決算まっしぐらになるのだが、今はまだ、仕事だろうがプライベートだろうが何でもありの百花繚乱状態です。狂い咲き、って言葉あったよね。 最近のことを簡単に述べると、当社が上場前から20年来お世話になっていた、監査法人の代表社員さんが亡くなりました。癌だった。私なんかは親しくお話できる身分でもなかったが、ことのほか、ショックだった。泣くような立場でもないはずなのに、涙が出そうになりました。下っ端から見ていても、「すんごい人だなー」というのがよくよくわかるような、まさにカリスマだったのです。辞めた部長も、今の私の上司も、歴代の経営者も、本当にお世話になった。彼にとっては、当社は数多いクライアントのひとつでしかなかっただろうけど、彼はみんなを育てた。そして、私の親よりも若いのに、もう亡くなってしまった。その夜は弔い酒を飲みました。 その夜に限らず、よく飲んでたな、最近は。 昨日は、竹馬の友・しずりんと映画を見に行きました。「さくらん」。絶対的に足りなかった。原作を読んでいたからかもしれないけど。何よりもまず、土屋アンナがへたくそ・・・・。でも、今日になってからも、ずーっとその映画のこと、考えてました。映画に限らず、映像作品を見るというのが私にとっては珍しいので、いちいち反芻するのかもしれない。まあ、乙女チック作品ってことなんですかね、あれは。きゅんとくるところはあっても、ぐっとくるものが何もなかったもん。ちなみに、見終わったあとのしずりんとの共通の感想は、「この映画のために、菅野美穂や木村佳乃は、あそこまで大胆な濡れ場を演じる必要があったのか・・・?」ということでした。でも、お二人はとても綺麗でしたけどね。 そういえば、「女王の教室」以来に3ヶ月間見続けたドラマ、「華麗なる一族」も最終回を迎えました。鉄平の猟銃自殺という原作の大筋を崩さず、しかし何とか現代の世論に納得いかせるものにしようとした、スタッフの苦心を感じました。原作では(と偉そうに書くが、原作は本屋で立ち読みしただけです)、鉄平は遺書も残さないし、あんなに綺麗な死に顔でもない。三雲頭取も正妻の寧子も、原作ではキモになる台詞がカットされてしまった。それでも、私があのラストに得心がいったのは、やっぱりキムタク(敢えてここで鉄平とは言うまい、)が最期に言った、「でもどうして僕は、明日の太陽を見ないのだろう」というセリフゆえだ。確か原作にはなく、ドラマ化にあたって誰が考えたシナリオか知らないが、いささか唐突な感があることも含めて、とっても絶妙だったと思う。原作での鉄平は失望と絶望に彩られた憤死を遂げたが、ドラマの鉄平は、最後の最後まで勇気をもったリーダーだった、彼は遺書までしたため、覚悟をもって死に臨んだようだったが、結局は混乱の中で最期のときを迎えたのだ。だから彼の死は肯定も否定もされるべきものではない。そう思えた。しかしいいドラマだった。役者さんてすごいね。テレビというものからこんなに遠く離れた生活をしてるけど、またドラマを見たいな、と思えたよ。 まぁほかにもいろいろあったけど、とりあえずオヤスミナサイ。 |
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