
しもさんの「新聞・書籍掲載文」
しもさん
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1995年05月13日(土) ■ |
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連休が終わり戻った車の列(36歳) |
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静岡新聞 朝刊(読者のページ)
今年の連休は、テレビにかじりついていた。 気のせいか、渋滞のニュースはあまり聞かなかった。 自宅のそばを通る国道1号も、例年は恒例のように大渋滞を起こすのに、 今年は他県ナンバーの車がスムーズに流れていたと思う。 それがどうだろう。 大型連休が明け、今日から再び仕事に・・と向かった国道1号は 渋滞で動かなかった。 大渋滞を予想した連休は見事に外れ、毎日の渋滞は確実にやって来た。 なぜだろう、という私の疑問は歩いて通勤してみてすぐに解決した。 歩いている私が追い越していく車には、 ほとんど一人しか乗っていないからである。 もちろん、反対車線の車も同様で、 みんなイライラしている心情が伝わってくる。 これでは、どんなに道路整備をしても渋滞解決にはならない。 ドライバーが本気になって渋滞解消を望むのならば、 相乗り通勤、ノーカーデーにも積極的に取り組むべきであろう。 季節は春。 「連休ボケ」と「渋滞」の解消を考えて今はやりのリュックでも肩に掛け、 ラップの音楽でも聴きながら、徒歩で通勤してみてはいかがか。 いつも見慣れた風景も、きっと違った発見が出来るはず。 そして、風の暖かさを感じられるはずである。
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