‖ ひびひより日記 ‖
DiaryINDEX|back|next
2010年09月16日(木) |
二十一世紀歌舞伎組公演 |
新歌舞伎座のこけらおとし公演に母と行ってきました。 最前列でみる歌舞伎。 なかなか迫力ありました…(いつもは、3階席がほとんどなんだけどね)
「太閤三番叟」 松の丸(春猿)の千歳の舞、北政所(笑也)の翁の舞、太閤秀吉(段治郎)の三番叟の舞と。 祝賀的な催しのときに踊るものでした。 本来は、「能」で舞うものの歌舞伎版。
「能」のほうは、会場記念のときに見させてもらったんですが…静かすぎて、かなり眠かったです。 2幕にあった狂言のほうが面白かったんだけどね。 私の前の席の女性2人連れとお隣の女性は、野村萬斎さんがお目当てだったのか、1幕が終わった、もどってきませんでした(笑)
でも歌舞伎版は、衣装も華やかだし、女舞だったので、あきることなく楽しめました。 まあ、春猿さん、笑也さんは、キレイだし、段治郎さんは、カッコいいからね〜。見映えがいたします。
「口上」 新歌舞伎座の思い出にかけての口上。 右近さんを真ん中に上手がわに笑三郎さん、段治郎さん、笑也さん。 下手がわには、春猿さん、弘太郎、猿弥。
弘太郎の「旧新歌舞伎座には、出演したことは、ありませんけれど〜」は、ちょっと笑った。 他の人たちが思い出を語る一方だったので。 っていうか、皆さん、面白おかしく語るので、楽しかったですね。
二十一世紀歌舞伎組っていうか、猿之助のスーパー歌舞伎は、新歌舞伎座でもやってましたが、最近では、松竹座のほうが多かったからな。 弘太郎も松竹座では、見ているンので。
「連獅子」 猿弥さんと弘太郎が親子の獅子。 これが、なかなか、面白かったというか、ものすごくわかりやすかった。 見た事があるのは、白い髪を赤い髪をぐるぐるまわすものだと思っていたのが、 ちゃんと話にそっているものなんだと初めて知りました。 よく獅子は、千尋の谷に子供を落として、この谷をかけのぼってきた子供育てるという話があるのだけど、 まさにその通り。 始めは、獅子頭の小さいのを親は白い獅子。子供は赤い獅子。 をそれぞれが持ちながらの舞。 親子の情愛が見れて、すっごく良かった。 まあ、このふたり、なんとなくも体格も背格好も似ているので、親子には、ピッタリ。
躍動感あふれる弘太郎の若獅子がとっても良かったのです。
「吉野山」これは、道行きだけだったのが、ちょっと残念。 やはり、屋敷での出たり、入ったりと手すり歩きに宙乗りとかが見ものだからな〜。 (といってもTVでしかみたことないんだけど…いつかは、舞台で見たい〜。 南座では、海老蔵と玉三郎でやっているみたいなんですが…) 確かに右近さんのキツネに変化するするシーンは、みれたんだけど… 花道でだったので、ちょっと遠かったです。
そして、口上あとに昼食だったので、吉野山は、睡魔との戦いでもありました(笑)
来月は、ガクトの「眠り狂四郎」にも行くので、楽しみでございます。
|