流天日記
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2003年08月09日(土)

新保と2人で長い長い廊下を駆けぬける。
なびく2人の髪の先から、指先から、開いた口から
七色の細かい光の粒がこぼれ出て
後ろで空気と混じってふわふわと漂う。
幸せな気分、どんど加速し、足の裏がすり切れ、
ふき出した血が小さな玉になってこぼれる。
そのまま2人火だるまになって光の中に消える。
(完)


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