ふと目を覚ますと日本大学品川キャンパスの中庭で寝ていた。辺りはまだ薄暗く、すこし肌寒かった。昨日は確かに家のベッドに横になったはずなのにどうしてこんなことになったのか全く思い出せない。目を細めて雲ひとつ無い朝の空をぼんやりと見つめていた。(完)