月と散歩   )   
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2002年09月10日(火) 種子島漂流記�� 26

『光の跡、空の穴』

…その瞬間、全身の細胞が 泡立った。


ケータイで故郷にいる友人に実況しよう なんて思っていたけど。
ごめん。
正直、なにを話したか憶えていない。


17:20。
一点の曇りもない空に、雲を連れて、光が 昇っていった。

遅れて轟音が届く。

僕の声も、きっと震えて。


18:05。
射場に向かうバスの窓から、さっきのなごりの雲が見えた。

まるで天使の輪のように
ロケットの航跡に浮かんでる。


ぽっかり。


安心やら なにやらで、なんだか気持ちにも穴が開いたみたいだ。


それは
オワリと、ハジマリ。


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