日々想事ひびおもうこと...紫能神巳

 

 

腹立つな―。 - 2002年02月07日(木)

偽インフルエンザMちゃん(すごいあだ名だ…)が、出てきましたのことよようやく。
そんでまあ、解ってた事とはいえ、すんごい病人面してるわけです。心配して欲しいんだろうねェ。ウザってェ。
例によってあまり構わない私のところへわざわざ近付いて来、何を言うのかと思えば『胃…大丈夫?』大丈夫なわけあるかい。毎日薬飲んでるだろが。見てるだろ。
痛みで毎日寝てても目が醒めて吐きに行きまくりだ。『大丈夫じゃないけど』とすげなく答えた私に彼女はこう言いました。
『うん…私も今回胃に来て、何か気持ち解った。大変だね…』
一緒にするな。
風邪がちょっと胃に来たくらいの胃痛と、私の激烈私を悩ませてくれる我慢できない猛烈な痛みと一緒にするなよ。私は風邪が胃に来た程度なら『……コレで済んで良かった…』といつも思う。あんなモン全然大したことは無いのだ。何なら胃痙攣の方が痛いくらいだ。
そんな私の不快に気付くはずも無く、彼女はなにやら反応を待っている。
『そうでしょ!?痛いよね、大変でしょ』という反応を待ってるんだろう事はちょっと経ってから解ったが、一緒にするない。
『あ、そう?』
とだけ言うと不満だったのか何なのかは解らんが、他の子に、学生ノリでとにかく騒いでくれる子の所に言いに行ってました。だから私に期待するんじゃないよ。
しかし妙なこと言う子だなあと。
誰が解ってくれと言った。解ってくれなくても構わんし、解って欲しいと私がいつ言った。痛みは結局私のものなのだ。解って貰ったところで痛みは軽減しないのだ。
大体、元々私は自分の病状を詳しく彼女に話してはいない。
胃潰瘍なりかけ、と言っただけである。それだけじゃどういうものなのか、胃潰瘍からおそらく一番遠いところに居そうな彼女には解らないだろう。
それなのに『解った』と言うのが解せん。
このタイプが、人の話を聞き流しながら『気持ち解るわ』とか言いながら自分の話に転換していくんだよなあ。
あーこういうタイプ嫌い(まだ言っとるか)。
『解る解る』と簡単に言うんじゃないよホント。
コレは性格なのか、私が考えすぎなのかは知らないが(後者説有力)、よく解らないものを『解った』と言ってしまって、後でやっぱりよく理解できていない事が発覚、『お前解ったんちゃうんかい!』と言われるのが怖いわけですよ。
で、私なら言うわけ。必ず。『お前解ったんちゃうんかい!』と。
ソレって、信頼を裏切る行為なわけ。
一度や二度は『ケアレスミス』で済ましてもらえても、回数がかさむと『アイツの良いのは返事だけ』という評価を貰う羽目になるわけ。
『返事だけいいけど何にも解ってない』と思われ、そういう扱いを受けるのよ。
そういうリスクがあるのに、どうして簡単に『解った』と言えてしまうのか私には解らない。
彼女はいつもそうなので落胆する。『解った』と言ったその口で、『で、〜ってなんだっけ?』と、今『解った』と言ったことについて訊く。何でも簡単に解って、解らなければ訊けばいいと思ってる。『解った』と返事しておきながら。
解った、解ったと一生言ってなさい、と思う。
誰もアンタを当てになんかしないから。
私は当てにされたい。そのために頑張りたい。自分だけの充足感は、まあそれなりにあるかもしれないけどやっぱり誰かに喜んで貰える事、そっちの方が大きいと思う。充足感。
自分の中だけでひたすら満足してなさい。私に話かけるんじゃないよ、と改めて思ってしまった。
彼女は私の胃からネタ振りしてきたが、結局は『私今胃が痛くって、可哀想なの〜』ということを言いたかっただけだ。風邪や少々の胃痛でぎゃあぎゃあ言うなんて、痛みに弱い男性のようだと思ってしまう。
こいつ子供産むときに叫ぶ恥ずかしいタイプだな…とも。
やっぱり、『うめき声すら上げずに産んだ』ってのを私は尊敬するなあ。
『痛くても、あまり言わないよね「痛い」って』と、職場の子達に言われました。私がそうだということらしいです。胃とかが痛くて、風邪でも黙ってる。
そう黙ってるつもりはないんだけど、彼女らには「言わない」ように見えるらしい。
『言って治るなら言うよ』と私が言うと、ふう〜んと一様に言っておられました。
耐える事にも美学があるのよ〜〜〜!!!
とか、訳解らん事を叫んでしまうのは、昨日から不可解に続く胃の激痛で、あまり寝られなかったから…ということにしておきましょう。


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