日本沈没。 - 2006年09月17日(日) …映画を観てきました。 美しくて哀しくて愛しくて、涙が止まらない。そんな映画でした。 実は2日連続で観たんですが、2日目も泣けて泣けて。 話を知っているのに、泣けて泣けて。 日本が壊れていく。 守ろうとする人たちが居る。 それは、日本という国土。 それは、日本人、という人たち。 それは、傍に居る愛しい人。 救うことで、もう傍には居られなくなってしまうけど。 壊れていく日本が哀しかったです。 映画を観ながら、もしもこの事態が起こったなら、私はどのポジションなんだろうと考えると、切なくて苦しくて。 本当なら危機管理大臣の役がやりたい!(観た人なら解る) 国家の力でもって『日本人を救いたいの!』と涙を流すように絞り出すその声で、日本の沈没を最小限に食い止め、頑張る素敵なあの役がやりたい! …どう考えても無理。 ならば、計算でもってどこをどうすれば日本の沈没を最小限に食い止められるのか、それを具体案として成立させられるあの役。 …無理。 じゃあ、その『具体案』の実行部隊。 …無理。 めちゃくちゃになった日本の中で、それでも一人でも多く救おうとするハイパーレスキューの皆さん。 …無理。 いつ自分の足元が崩れるとも解らず、でも避難する民間人を誘導し、『頑張れ!頑張って!』と声をかける自衛隊の皆さん。…無理だ。 そうやって消去していくと、自分のポジションは、多分あのクレヴァスに飲まれる人間。 『死んだ人間の避難まで考えなくて良い』と言われてしまう、『数』でしか数えられない、一民間人。 あの事態にきっと、私は何の役にも立たない。 でも、あの事態で、もしかしたら身近な人だけは、励ますことができるかもしれない。そういう人間でいたい。 生きることを頑張ろう、と思う映画でした。 今生きていることがどんなに尊いのか、と考える映画でした。 人が、人を助けたいと思う、これは『思い』じゃなくて本能なんだ。 自分がその爆発に巻き込まれるかもしれないのに、そういうことを『考える』前に、更にその爆発予想地点に近い場所に居る少女の命を救おうと、怪我した身体で手を伸ばす。 ああ、人は美しい。弱きを助ける美しさを持つのは、人間だけと聞いた事があるけれど、もう、そういうシーンがこれでもかとばかりにあって、涙が溢れて止まりませんでした。 人間、2時間半も泣き続けることができるんだよ(笑) 映画が終わったら、頭が痛かったです、泣きすぎで(笑) いかに素晴らしく美しかったかを、相方と泣きながら(傍で見ていたらまるで失恋談義をしている女二人に見えただろう)語り続けました。 だって、喋ってて、思い出し泣きしちゃうんだよ!(笑) 素晴らしい映画を観ました。DVD出たら買うから早く出ろ! 私はもともと日本を愛してますが、(それこそ新幹線に乗ってる最中、なんでもない平野部、一級河川、富士山、茶畑、全てのものを見ながら『ああ、日本はこんなに美しい』と涙が流せるほどに)どんなに私は日本を好きでたまらないのか、崩れていく愛する国土の崩壊が哀しいか、改めて思い知らされました。 私は日本が好きだ。 この言葉を、誰もが普通に言える国になったら、どんなに素晴らしいんだろうと思います。 それを普通に言えない国なあたりが、もう尋常じゃないけどね。 どんなに日本を好きだったか。 この雄大な国土に守られる自分を、どんなにありがたいと思うか。 百万言を費やしても足りません。 こんなに綺麗な気持ちで、ああ、と思ったのはどのくらいぶりだろう。 草��剛と柴咲コウ(役名覚えてない…)の素晴らしく美しく完成度の高い、透明な恋愛はもうこの世の何処にもないような気がして、美しくて涙が溢れて嗚咽に変わりますよ。 柴咲コウの台詞一つ一つが、まるで小さな少女のようで、愛しい。 この話は恋愛モノでもなく、パニック映画でもなく、ただただ強いメッセージを込めた、メッセージ映画だったのだと、全編観て思う、強い映画でした。 この映画を観て良かったと思います。 そして、たくさんの人が、この映画を観て欲しいと思います。 国を失う哀しさを、そして今まだ失わないでいるこの奇蹟を、愛しい、と心の中で抱きしめる、そういう映画だと思います。 私はめったに映画見ないし、映画人でもないから、『あの映画はここがどうこう』とかって通なことは言えません。 単純に一人の受け手として、なんて素晴らしかったのか、と思うだけです。 ああ、いくら言葉を弄しても、あの感動(良かった〜とかだけじゃないんだ。感動ってのは、心が動くってことだ。そういう意味で、もう船酔いしそうに心ががくがくと揺すぶられっ放しだった)に届きません。 ただ、まだ観てない人がいたら、観てください、と思います。 日本のために闘う人を、美しいと思うから。 愛する人のために闘う人を、美しいと思うから。 ただそこにいた他人に手を伸ばす人を、美しいと思うから。 そういう人間に、私はなりたい。 そんな夢を見られるから。 -
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