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祈るだけ。 - 2014年06月14日(土)
本日午前１時３６分、尊敬する友人が黄泉路へ旅立ちました。
四捨五入しても３０年の付き合いの人でした。
犬が好きで、我が家が好きで、何度も泊まりに来てました。
ウチの歌織の出産の時は、３匹を取り上げてくれました。
彼女がまだペットショップを営んでいた時、別に新しい犬を飼うわけじゃないのに、彼女と話しに、いそいそと店に通ったものでした。
突然の心臓病から、もう５年くらいだったかな。
家族と縁の薄い人でした。
危篤状態で呼ばれたのが、アパートの隣人と、うちの家族。
諸事情で何処の墓にも入れない彼女は、無縁仏として葬られてしまうようです。
明後日が葬儀です。
通夜が二日間。
病院の霊安室って、とても味気なくて、涙が零れます。
弔問客を、彼女のアパートの隣人の方と、うちの家族で受け持つ、そんな状態。
病院で火は焚けないので、お線香もありません。
おばちゃんごめんね、寂しかったね。
私がずっと身に着けているダイヤのネックレスは、彼女がくれたものです。
ダイヤは守り石だから、と。
形見になっちゃったね、おばちゃん。
これからも、ずっと外さないね。
これから通夜二日、気合を入れねばなりません。
もう、何もしてあげられないから。
おばちゃん、大好きだったよ。
一緒にペットショップをやろうって話、嬉しかったよ。
だから私、資格も取って、おばちゃんの病気治るの、待ってたのに。
いつでも、一緒にやりたかったよ。
おばちゃん、大好きだったよ。
うちのわんこたちの写真も大事に持っててくれて、ありがとう。
おばちゃんのお棺には、るーちゃんが一緒に行くから、良いよね。
おばちゃんが大事に大事にしてたるーちゃんと、旦那さんの写真が一緒に行くよ。
どうか、どうか迷うことなく、良い処へ行ってください。
誰もしてくれなくても、ウチでは４９日、お経上げるからね。宗派解らないから般若心経だけど。
おばちゃん、大好きだった。
元気になると思ってた。
だっておばちゃん、いつでも元気だったもん。
心臓を患ってからも、元気だったもん。
毎日パチンコ行って、お好み焼き屋さんではまるで主で、楽しそうだったもん。
元気になると思ってた。
なのにどうして、こんなに誰も来てくれないの。
いろんな人と、仲良かったのに。
最期だから、もうこれで本当に最期だから、皆、おばちゃんの顔、見に来てあげて。
寝てるみたいだから。
あれ？寝てんじゃね？と思ったくらいだから。
綺麗な、綺麗な死に顔でした。
綺麗なところに往けるように、祈るから。
明日は、もっといろんな人が来て、生前の話が一杯出来たらいいな。
おばちゃん、明日は枕元で喧しく話、するからね。
何処かで見ててね、『好き放題言われてるわ』って、呆れていいから。
呆れるくらい、おばちゃんの話をしたい。
おばちゃん、大好きだったよ。
ホントだよ。
そして、愛してくれてありがとう。
おばちゃんに貰ったものは、大事にしていくね。
モノだけじゃ、ないから。
たくさんの、気持ち。
大事にしていくね。
さて、明日も、病院の霊安室だ。
テレビで見る霊安室は嘘だったと、とりあえず思いました。
顔も見えない通夜。
覗かないと、顔も見えないお通夜。
賑やかにやろうにも、人が居ない。
線香の守りをしようにも、線香が焚けない。
おばちゃんは、どこへ行くんだろう。
どうか、迷わず、良い処へ往ってください。
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