飲み屋で「ひさしぶり」と声をかけられて　最初は誰だか分からなかった
「俺俺！！」と名乗られて　やっと思い出す
中学の時の同級生　しかも初恋・片恋の相手でした
中学時代なんてこの前のような気がしていたのになーー
Ｓ君スーツ着てるからわかんなかったよ　イメージ変わったね〜
…って変わったはずだ　メガネが無い！！
「メガネ？コンタクトにしたんだ　こっちの方がいい男でしょ」
違う−−−！！私の知ってるＳ君のキャラ違う！！お前誰だーー！！
私の知ってるＳ君はいっつも男子とつるんでて　背がひょろっと高くて　物静かで
バスケ部員で　女子のあだなに「さん」付けして呼んで…あれ？？私の知ってる情報ってそんなもん？？

でも　あの時の私にとってＳ君は間違い無く「一番の人」でした
出席番号の関係で当番や音楽のテストはいつも彼と一緒のグループだったから
よく話はしていたものの　やっぱり彼は私にとってテレビの中のアイドルと同じだったんだと思う
自分の中で勝手に恋のイメージ作って　それを彼に投影していたのかも…

「でも俺さー○○さん（私のこと）怖っくってさー
　マジメで勉強できて　いつも俺　怒られてたような気がするし…
　今も声かけるの悩んだよーイメージ違うからさ〜」
あぁ〜ごめんなさいーーー未熟者だったんですーー
マジメなんてそれこそ私のキャラじゃないですーーー
（って　オイ！今の私のイメージってナニ？？）

簡単に話してお互い連れのところに戻ったけど…
もしも今のＳ君に　どこかで初めて出会っても私はきっとときめかない
中学生の私が　中学生のＳ君に恋したようには恋できない
もう２度とあんなドキドキは味わえないと思うと　ちょっと残念な気がするよ

と　言いつつＳ君の連れの女性見たら
「こいつがＳ君のメガネをやめさせた女！？」とか
ちょっとジェラシってしまいましたけどね（笑）