はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2004年09月01日(水) いざこざ

 2歳でも、3歳でも。もちろん年を重ねればまた複雑に、
いざこざが起こります。
 たたかれた、たたいた、怒ったり怒られたり。
親御さんとしては「うちの子が、何かやられていないか・・」と心配になっていることと思います。
 集団の中では、どうしても力関係ができてきます。
力の強い子、弱い子、人を見て動く子、マイペースな子、理屈の通る子・・など。
 保護者から「平等にしてください」といわれても、子供たちの力関係はそう簡単に変えられません。
 というのも、幼稚園は子供がであう「社会生活」の、第一歩だからです。
社会とは、その人を尊重すればするほど、力関係ができてきます。その人らしいことは、差が生まれるからです。
 子供たちはその経験をつんでいます。もちろん、怪我をしたり、傷ついたりするのは避けなければなりませんが、ご存知の通り子供たちが飛び出す社会には、まるで納得のいかない不公平に満ち溢れているのです。
 子供たちは学んでいます。自分が得意な子や苦手な子とどのようにかかわるのか?自分が意地悪をしたり、わがままをいうと友達が遊んでくれなくなるのも知っています。
 子供から、お友達のことで相談をうけたら、チャンスです。どんな風に周りのこと関わっていくのか、真剣に話してください。
 そこで、「お母さんが先生に言ってあげるからね!!」と自分で考えるチャンスを子供から奪ってしまう方法は、その後の子供の考える力をそいでしまいます。ご参考までに。


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