2歳でも、3歳でも。もちろん年を重ねればまた複雑に、 いざこざが起こります。 たたかれた、たたいた、怒ったり怒られたり。 親御さんとしては「うちの子が、何かやられていないか・・」と心配になっていることと思います。 集団の中では、どうしても力関係ができてきます。 力の強い子、弱い子、人を見て動く子、マイペースな子、理屈の通る子・・など。 保護者から「平等にしてください」といわれても、子供たちの力関係はそう簡単に変えられません。 というのも、幼稚園は子供がであう「社会生活」の、第一歩だからです。 社会とは、その人を尊重すればするほど、力関係ができてきます。その人らしいことは、差が生まれるからです。 子供たちはその経験をつんでいます。もちろん、怪我をしたり、傷ついたりするのは避けなければなりませんが、ご存知の通り子供たちが飛び出す社会には、まるで納得のいかない不公平に満ち溢れているのです。 子供たちは学んでいます。自分が得意な子や苦手な子とどのようにかかわるのか?自分が意地悪をしたり、わがままをいうと友達が遊んでくれなくなるのも知っています。 子供から、お友達のことで相談をうけたら、チャンスです。どんな風に周りのこと関わっていくのか、真剣に話してください。 そこで、「お母さんが先生に言ってあげるからね!!」と自分で考えるチャンスを子供から奪ってしまう方法は、その後の子供の考える力をそいでしまいます。ご参考までに。
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