みんなでりんご園へりんご狩りにいってきました。 おいしそうなりんごがたわわに実っていました。 よし、とるよ!とはりきりましたが、「先生、とれない・・」と5歳の男の子。普段はとても活発なのですが、どうやら、木の高さをみて、早々にあきらめた様子。そこで、先生にとってもらおうと考えたようです。 「大丈夫、あの箱を持ってきて、上ってごらん」 「だめ、上れない・・」そんなに高くない箱も、あきらめている彼にとっては、最初から上るものではないようです。ところが、ほかの女の子が、こわごわと上って、見事りんごをとりました。「すごい、高いところにも、手が届いたね」と周りが騒ぐと、その男の子も「上ってみる・・」と挑戦しました。もちろん、そんなに難しい仕事ではないので、上手にできました。 最近は、すぐあきらめる子、面倒くさがる子、疲れたという子が増えています。 幼稚園では、今日のような楽しい機会を捉えて、できるだけ前向きに挑戦していけるように、促しています。 家庭でも、できることは挑戦する環境を作っていただきたいと思います。 子供たちも「やればできる、スリリングだけど、楽しい!」と思えば、新たなことにも、興味をもって、くれるでしょう。 幼稚園では、子供たちに「生きる力を持った人」になってほしいと考えています。そのためには、なにより、問題解決力は必要だと考えます。そのためには、試行錯誤も必要です。「迷う機会、試す機会」を大人の過保護で奪うことだけはしたくないですね。
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