はなこせんせいの日記
教育の現場の様子と気付いたことを折々の出来事に載せて綴ります。

2008年08月26日(火) せっかくだから

 トンボが、園庭を縦横無尽に飛び回っています。

 最近は近所の畑や田んぼで農薬を使わなくなったらしく
一時期激減していた昆虫たちが元気に復活しています。
 
 「先生、トンボとって」
とせがむ子どもたちに
トンボを捕まえてあげました。

 すると、1人の子どもに捕まえたのは
なんとメス。しかも盛んに卵を産み落としています。

 「ねえ、これはママトンボだよ。
 卵も産んでいるしお空に放してあげたら」
先生がいうと
もうひとり、オスのトンボを持っている子が
 
 「せっかくだから、放したくない」といいました。
 まあ、やっと捕まえたトンボだしね・・・。

 子どもといると、度々こんな場面に出会います。
命をどう教えるか。
 何でもかんでもかわいそう、では、
子どもが本当に感じる心は育ちません。

 悲しい思いをしたり、犠牲を払ってはじめて
気づくこともあるのです。

 今回は、一生懸命卵を生んでいるトンボの
その姿を考えさせたいと思いました。

 といっても、相手は3歳。

しかし、「ママが帰ってきて欲しいよね」と
その子はトンボを放しました。
「あっ、とんでっちゃった」
少し残念そうにいいながら。
「ママは捕まえたくない」そういいました。

 そして、その後
「先生、こんどはオスのトンボにして」
・・・・
まあ、いいでしょう。
また、実際手にして
その後考えてみればいい。

教育は永遠に続くのでした。


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