先日、広島ホームテレビで 「世界一大きな絵」の制作の様子が放映されました。
そのなかで、百石幼稚園も 「国内での開催例」として とりあげられました。
世界一大きな絵
世界中で、平和を願いながら 子供達に5M×5Mの絵を描いてもらい 2012年にそれらの絵をつなぎ合わせ 大きな一枚の絵にする取り組み。
3年まえですか、 百石幼稚園でも、この取り組みに賛同し 開催しました。 これは、どの園でもできるわけではないようで 選ばれたそうです。ありがたい。
大きな布地を前に 子供達と一緒に「平和って何だろう」と考えました。 すると、子供達からは とても当たり前で 一番大切な言葉が次々と飛び出しました。 「家族がみんな仲良しなこと」 「ご飯とか、ちゃんと食べられること」 「楽しく遊べること」 などなど・・・
戦争をしないとか、平和とはそういうことでなく 日常・毎日が穏やかに過ごせる環境 安心して過ごせる環境 その環境を保てる社会 それが当たり前である世界
それこそが、真の平和なんだと 子供から気付かされました。
とても良い体験でした。
百石幼稚園では、子供を取り巻く環境を整えることは 子供の育ちにとても重要だと 常々お話しています。
こんな時代だからこそ 最後は「人としての力」が大切になるからです。 知識があっても、IQが高くても 人を殺したり、争いを起こすのでは 何にもなりません。 幼児期に培うのは よい人として自立でき、社会を形成できるだけの 関係作りができる基礎です。
まさに、「人生に必要なことは全て幼稚園の砂場で学んだ」と言うことなのです。 友達とのいさかいを通じ 和解する方法、折り合いをつける方法 互いに納得して結果を出す方法を 何度も何度も学びます。 体を動かして、痛みやつらさも経験します。 自然の中で十分に遊び 環境が保たれることがいかに大切かも 身をもって経験します。
人として、社会に求められるような人間になる 人材になる人は どんな場所、どんな国へ行っても きっと求められ居場所があるでしょう。
大人が子供に 無限の財産とできるのは つまり、この「力」なのです。
思いがけず、大きな絵のことを思い出し 百石幼稚園の教育のあり方に自信を深めるとともに ますます頑張らなければと 心に誓うはなこせんせいなのでした。
長くなりました。 読んでいただいて ありがとうございます。
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