2004年04月12日(月) ++RIDDLE++ ヤキモチ |
彼とのデートは楽しかった。
お互いゲーセンが好きで、必ずゲーセンに行った。
何かと理屈で固める彼だけど、デートの時はそんな難しい
話をする事もなかったので、気楽で楽しかった。
だけど、普段の生活となると、なかなかそうはいかなくて。
彼はヤキモチ焼きが激しくて、誰彼かまわずヤキモチを焼く。
リュウに対しては特に激しくて、メールチェックもされた。
ちょっと深刻なメールをリュウとした時は必ず削除しておいたので
大事に至るような内容は見られていない。
だけど、例えば、私が神戸に行った後のリュウからの
「神戸の土産待つ」
こんなメール。
友達ならいくらでもありえるメール。
それでも彼は怒る。
「どうして神戸に行く事リュウに言うんだよ。」
って。
彼のヤキモチは他にも飛び火する。
例えばかつてスキだった上司のIさん。
「Iさん、最近やたらとメールしてるけど、相手はオマエか?」
・・・ありえない。
例えば同じ牛乳の仕事をしてる男の人。
ハッキリ言って恋愛感情を持てる相手じゃない。
のに、「アイツと仲良すぎ。あそこまで仲良くする必要ない。」
・・・ほっといてくれ。
例えば23歳の男の子。
彼はいつもニコニコしてて本当に可愛い。弟にしたい子。
そんな彼の文句をゴウが言う。
私は基本的に愚痴聞きはスキじゃないから適当に聞き流してると
「そんなにアイツがいいなら、アイツと付き合えばいいだろう!」
・・・どうしてそうなる。
私は段々疲れてきた。
彼のいない事務所でリュウや他の人達と喋れる時が楽しかった。
でも、そんな場面を見られてしまうと後からネチネチと文句を言われる。
結局、ゴウと話をすると、そんな話。
もしくは会社の愚痴。
そう、とにかく会社の愚痴は多かった。
「あの会社は本当にどうしようもないな。」
「オレが辞める時に労働基準局に密告してやろうかな。」
「なぁ、事務員のオバサン、追い出さない?手を組めばやれるよ。」
彼の仕事が終わって、帰る道すがら、必ず電話をしていたけれど
こんな話ばかりで正直ウザったかった。
そして、気持ちは薄れゆく。
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