京極夏彦氏の『陰摩羅鬼の瑕』をようやく読み終え〜。 帰りの電車の中だけでちまちま読むので、去年からえらい時間かかりました。 え〜、感想としては、途中非常に苦痛でございました(^^A だって最初に犯人はわかっちゃうんだもん。 あとはひたすらそれが正しいのかどうか確認だけの作業みたいなもんで。 やたら長いし。 どこを読んでも犯人はその人であるとしか思えないし。 どんでん返しもなく。 思えば京極氏の本って、最初に読んだ『姑獲鳥の夏』も、「そんなんアリかい?!」と思ったのでした(^^; 反則だろ、そりゃ…と(笑) なのに、結局シリーズ全部読んじゃってるのは、中禅寺の憑物落としが好きだからです。 たぶん… 推理小説としては、トリックなんかも特に目新しいものとかないんだけど、京極堂が喋るところだけはすごく好きなのよ。 今回も京極堂が憑物落としにやってくるまでが苦痛で…(苦笑) 自分ではキャラの好みは榎木津かと思ってたんだけど、どうやら黒衣の着流しに眉間にシワの古書肆が好きらしい…
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