これも日常。
あの人に会いたい、そんなことを言い訳に、辛い日常を遣り過ごす。

2004年04月14日(水) こんな時ですけれども…

イラクの日本人拘束事件は進展なしですね。

こんな時ですが、王子からメッセージが残ってて(メッセンジャー)、嬉しいのです。
王子は「こんな時に、明日の休みはなにをしようか考えてる自分はなんか不謹慎だ」と言うような、メッセージをくれたけど、そんなメッセージを受け取って、喜んでるあたしは、もっと不謹慎だ。

忙しい日々に忙殺されて、考える余裕がなくなるのだけは、避けたい。
社長がぼやいてた。
「何で、おかしいと思わないんだ?」
と。
あ、社会がね。

あたしは、なんとなく分かる気がするんですよ。
社長には分からないだろうし、分かろうとはしないでしょう。
社長は物凄く忙しいし、仕事以外にも色々やることが多い人で。
それでも、考えることをやめない、というかやめられない状況にいる。
反戦運動、障害を持って暮らしている人たちの働く場所を作ったり、原発反対したり、NGOやったり、施設をやったり、水俣の本作ったり。
今、一番重要で、尚且つ一番足りてないところの第一線で活動してる人だ。

はっきり言って、あの人の仕事振りを見て、ありえねぇ、と。
思うね、凹みます。どんな人の元で働いてるんだ?と。

自分で選んだ、というか、いろんな人が助けて選べた「結果」があまりにも自分とかけ離れてて、凹む。な。

って、それおいといて。
で、そういうところに日本の市民運動の限界がある。
市民である「普通」の人達の参加が非常に少ない。
こういうある意味では「特別」なことは、「特別」(=専門家と言っていいかも)な人しか参加できないシステムが、ある。
多くの人は、自分の生活をしていくので精一杯、にさせられてる。
あたしもその一人だ。
だから、分かる。
社長はそういう人をみて「思いやりがない」と言うでしょう。
それも分かる。
凄く分かるんだけど…。

通常の生活と市民運動。
そこには、距離が確実に存在してて。どーしようもない事実。

王子が10年後を見たくない。と言っていた。
でも、あたしは、「普通」と「特別」に片足突っ込んだ状態で、10年後を見なければと思う。
とりあえず、憲法と教育基本法改悪反対。

ヘタレなあたしは、王子からのメッセージにときめくし、世界中の人たちがもっと生活しやすい世界を想像してしまうのです。
森巣博は「想像の共同体なんだから、もっと想像しろ」といった。
確かにそうだ。
10年後は、どーなってるのか。
あたしはどっちに転んでいるのか…。


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爾志 [MAIL]