のづ随想録 〜風をあつめて〜
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【のづ写日記 ADVANCE】

2004年09月04日(土) 札幌出張総括

 あと二日ある、などと言っておいて、結局先日の出張中は一度しか更新できなかった。まあ、細かいことはいいじゃないですか。仕事で赴いたとはいえ仕事を放り出した瞬間も幾つもあったという札幌出張だが、もちろん“マーケット調査”という重要任務はあった。ほら、今ンとこ“ウチの店”はまだ北海道には出店してないですからね。近い将来、北海道にも出店するためにもその事前調査ってのは必要なわけですよ。一方では、つい先日まで2ヶ月間の鳥取出張生活に耐えた(――そして、過去に滋賀県に2ヶ月、愛媛県に3ヶ月の長期出張にも耐えた)俺への、部門のボスからの“お疲れさん的ご褒美出張”でもあったようだ。俺が鳥取から帰ってすぐ、ボスである本部長さまは、
「落ち着いたら、北海道、行ってこい。んで、なんか美味いもんでも食ってこいや」
 と言ってくれていたのだった。

 本部長のご指示とあれば仕方がない、美味いもん、いっぱい食ってきました。

 出張出発の前日に『まっぷるマガジン札幌』を購入、“地図代”かなんかで会社名の領収証をもらうのはさすがに気が引けたのでこれは自腹。忙しい日程にはなるので、このガイドブックに載っている“美味しい北海道”を満喫しました。以下に順を追ってご紹介。写真は画質が悪いけれど『のづ写日記』を参照のこと、ね。

�,澆愁蕁璽瓮鵝�「さっぽろ順連」札幌市豊平区)
 札幌最初の訪問はやっぱり味噌ラーメンを、ってことで。15時近くだったが店内はかなり混み合っていて、10人くらいが順番待ちをしているようだった。カウンター席では目の前に出されたラーメンをデジカメに収めているような女性二人組もあったので、かなり観光客も多く来店している模様。
 基本的には、�‐潴� ��塩 �LA后;;,箸いΕ蕁璽瓮鵑紡个垢誡蝋イ�あって、俺はまずラーメン屋で味噌ラーメンを注文することはない。しかししかし、その嗜好を無視して注文した「みそラーメン」、やっぱり本場ですな、とうならせる味でした。かなり濃厚な味わいのスープだけれど嫌味はなく、コシの強い縮れ麺がこのスープによく合う。一枚チャーシューではなく、細かいサイコロ状に刻まれたチャーシューがたっぷり乗っているのもポイント。俺の人生の中で、ナンバーワンの味噌ラーメンです(ツマにも食わせてやろうと、新千歳空港でココのラーメンをお土産に購入)。

�▲献鵐�スカン(「だるま支店」札幌市中央区)
 たった一人での札幌の夜。同僚と一緒であれば、夕食がてらに呑み歩く、ということもあろうが、一人だとその行動範囲もかなり限定される。そりゃそうでしょう、一人ぼっちで何百人という客がいるような「サッポロビール園」なんか行けないでしょう。“一人でも本場のジンギスカンを味わえそうな店”という風情だったので足を運んだのが、ココ。
 お互いの肩を牽制し合いながら15人も座ってしまったらいっぱいになるようなカウンターだけ、という下町の焼肉屋のような店構え。不夜城・すすきののど真ん中に店はあり、目の前に1〜2人用の炭火の七輪が置いてあって、そこにジンギスカン鍋が乗っている。勿論、店内は煙でタイヘンなことになってます。
 とりあえず肉一皿に野菜一盛り、中ジョッキとキムチを所望。ジンギスカンというと付け合せの野菜はキャベツとかモヤシのイメージがあるが、この店はタマネギと長ネギ。一枚々々、赤々とした生マトンを丁寧に焼いていきながらウグウグとビール。いやあ、札幌に来た実感です。羊肉の臭みもなくて、しっかり美味い。最後にはジンギスカンのタレを少したらしたご飯に残ったタマネギと長ネギを載せて、お茶漬けにしてもらうのがこの店の“シメ”のスタイルらしい。これがまたシンプルに胃袋に沁みたなあ。
 あんまりカンドーしたんで、最終日の夜にもまた訪れてしまいました。成吉思汗、万歳。

�LA考颪蕁爾瓩鵝�「狼スープ」札幌市中央区)
 二日目の昼食には再びラーメンを。本当は「スープカレー」(後述)を食べようとレンタカーを走らせたのだが、運悪く行く店行く店、すべて定休日。で、あきらめてラーメンに方向転換しました。
 ここもまた奇妙な場所に店を構えていて、レンタカーを停めるのにうろうろしてしまった。テーブルが3つに短いカウンター席だけという小さな店だけれど、壁や天井に芸能人のサインがびっしり貼り付けてあった。壁にはちいさな張り紙がしてあって、要は『福岡県の○×百貨店で行われる「大北海道店」において当店が北海道代表のラーメンに選ばれたので○〜○日まで休業いたします』ということらしい。やっぱりそれなりに有名店らしいなあ、と実感。メニューは「味噌らーめん」と「味噌卵らーめん」の2種類のみで、俺は当然のように後者を注文。かなりパンチの効いた味噌スープに太目の縮れ麺。俺には前日食べた「順連」のスープがぎりぎりOKだったので、ココのスープはかなり味が濃いように思えた。まあ人それぞれの好みでしょうが。

�ざ綵酋絅蕁璽瓮鵝�「(店名忘れた)」札幌市中央区)
 忙しくて、結局夕飯も夜中にラーメンを食う羽目に。ばかか。ここのラーメンは特にコメントなし。なんで札幌まで来て“とんこつラーメン”食わなあかんねん。

�イΔ砲い�ら丼(「寿司和食 しかま総本店」小樽市花園)
 前日の台風直下から明けて、透き通るような北の空が広がった。市場調査ついでに――と自分に言い聞かせつつ、うわ言の様に「寿司、寿司、寿司……」と呟きながら札幌市内からレンタカーを小一時間ほど走らせ、運河と寿司の小樽市へ。「寿司を食うなら札幌より小樽さあ」と言われるほど、市場直結の新鮮なネタを誇る小樽の寿司を食わないわけにはいきません。嘘かと思ったけど、「寿司屋通り」と呼ばれる街路には「○○寿司」という蒼い暖簾が昼過ぎからずらりと並んでおりました。
 とりあえず目指していた「しかま総本店」という寿司屋へわき目も振らず直行。「小樽握り」というウニとイクラの握りが2カンずつ入った贅沢な握りを注文するつもりでいたのだが、出されたメニューを見たら、真っ先に目に飛び込んできた「うにいくら丼」の美味そうなこと。ウニの黄金色とイクラの艶やかな赤が輝いて、コレを注文しないのは末代までの恥、とばかりにココロが動きました。やはり、寿司屋の丼モノは少々値が張っても「うにいくら丼」ですね。水族館のマグロを見た後に鉄火丼を注文するヤツの気が知れません。
 美味いかどうかは下の写真を見てご想像ください。




 帰り際、海産物の土産物屋に立ち寄って、ウニにイクラの醤油漬ひと瓶を三日後のツマの誕生日に着くように自宅に送ってしまった。家でも「うにいくら丼」だあ。

�Δ犬磴�バタ&焼とうきびセット
 出張最終日。と言ってもこの出張に合わせて夏休みの一日をここで取得しているので、まるまる観光にあてることにしました。折角だから、ということで札幌駅に程近い「時計台」を眺めたあと、さっぽろ雪まつりの会場にもなる大通公園へ。観光客や地元の親子連れなどが賑わう大噴水の近くのベンチに腰掛け、北海道の基本でもあるじゃがバタ&焼とうきびセットを屋台で購入。バターの塩気が溶け込んだじゃがいもはふっくらと、そして芋の味が濃くて美味い。とうもろこしは、遠い昔、青森のおばあちゃんの家で食べたとうもろこしを髣髴させる甘さだった。俺はあまりキレイにとうもろこしを食べることが出来ないのだが、新鮮だからなのか、実離れが良いとうもろこしで、美しく食べ尽くしました。

�Д汽椒ぅ�リー(「サボイ」札幌市中央区)
 ガイドブックを読むまで知らなかったのだが、今、札幌は「スープカレー」が注目らしい。もともと、ジャガイモ、ニンジン、ピーマンと北海道産の野菜がたくさん入る料理ではある。それが普通のルウではなく“スープ”のカレーらしい。『――食べ方は多種多様だが、一般的なのはライスをスプーンにすくい、スープカレーに浸して食べるという方法』とガイドブックにはある。これはトライしないわけには参りません。
 開店15分後くらいに店を訪れたのにすでに満員。生憎の相席となったが、そんなことは気にしません気にしません。ガイドブックに載っていた、大きな鶏肉がごろんと入っている「サボイカリー」を注文。辛さは5段階で選べるようだったけれど、香辛料系の辛味が苦手な俺は、「3」(普通、他店よりはやや辛め)のコメントにやや怖気づいたので、辛さは「2」にしてもらった。
 出てきたのは平皿に盛られたライス、そしてシチュー皿のような底のやや深い皿に、ごろんごろんと鶏肉と野菜がさざめくカレースープに泳いでいる。まず、カレーをスプーンですくってみる。確かに“スープ”だ。そのまま口に運んでみると、あとからじっくりと香辛料の深い香りが鼻腔の奥からひろがってきた。そして、辛い。だけどもじわりじわりと旨みもある。大汗をかきながら一気にいただきました。札幌に行ったら、スープカレーを、ゼヒ。


 ああ、2回くらいに分けて更新すればよかった、と今更ながら後悔……。


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