今日もバンドのお供に。 さらにT甫女史も見学にきたので、否応なしに緊張が。 なんだ? 私が参加した時よりも緊張してないか?(苦笑) でも、とても5回目の練習とは思えない上達振り。 やっぱり楽しいと、そのぶん上達も早いものなのだな。 今回はバンプの「くだらない唄」を歌わせていただきました。
本日の一作: ・『しゃばけ』(畠中恵/新潮社)
江戸物、妖怪物。 幼い頃から身体の弱い廻船問屋の一人息子には、 人間の姿に身を変えた二匹の妖が付いている。 とはいえ、決して恐ろしいものではない。 むしろ、若だんなが何よりも大事という過保護な妖である。 そのうえ、家鳴、屏風のぞきなどさまざまな妖も登場。 若だんなはごくあたりまえに、それらと付き合っているのであるが、 ある殺人事件を皮切りに連続して起こる殺傷事件に巻き込まれた 若だんなは自らの出生の秘密をすべてを知ることになり、 さらに大きく成長していくのである。
これがなかなか凝った作品構成になっている。 可愛らしい表紙、可愛らしい妖にだまされてはならない。 まさかの展開に思わずうむと唸ってしまった。 久々に楽しい時代物を読んだような気がする。
11時に集合。ナンダカンダで5人で集まるのは一週間ぶり。 龍苑で中国料理のランチを食す。 からあげ、白身魚のフライ、豚の角煮、レタス炒飯、野菜麺。 かなりのボリュームがあり、大学に戻ってからもまったり。 結局、今日の予定の院生室の大掃除は却下となった。 よって、ボーリングへと出かける。
第一レーンは皆そこそこの成績。 特に、T甫女史、M木女史、N尾女史が上達。 たまにGを見せるものの、その後ストライク率が高い。 第二レーンは40点のハンデをつけたうえで、 K氏と私vs残り3人で17アイスを賭けて競争するものの、 すっかり運に見放された我々はことごとくヘッドピンを外す。 案の定、敗北。おかしいなぁ、接戦で勝てるはずだったのに。 3人にアイスをご馳走した。前回も負けたのにさ。
夕食はK氏、M木女史との3人でオムライスを食す。 心地よく全身がだるい。よって、眠い。
そういえば、来年の大河の主役が近藤勇。 しかも、香取君だってか? 予想外だった。 相当若い新選組を構成するということなのかしら。
我ながら呆れる話なのであるが、 約五ヶ月ぶりに美容院に行った・・・ 本当は12月に行こうと思っていたのに修論で流れ、 1月に行こうと思っていたのに講義が忙しく、 2月はレポートに追われていたら、ここまできていた。 さすがに3月に入る前には行きたいと思い立ち、 縮毛矯正をかけ、ばっさり切ってきた。嗚呼、すっきり。
本日の一作: ・『黒龍の柩』上・下(北方謙三/毎日新聞社)
北方版新選組、北方版土方歳三である。 上巻は池田屋直前から鳥羽伏見直前ぐらい。 下巻になると、舞台は京から北上する一方である。 さすがハードボイルドの巨匠だけあって、ドライな文章。 登場人物の台詞回しも格好良過ぎるほど格好良く、 一言で言うならば、「こりゃ、歴史小説じゃないな」と。 私の中の土方歳三像は司馬御大のイメージがちがちなのだが、 それを差し引いて、客観的に判断したとしても、 土方歳三はここまで冷めた人間ではないんじゃないかなぁ。 もっと泥臭くて、もっと真っ向勝負な一面もあったはず。 なんだか冷静過ぎるし、考え方が現代人くさいんだよなぁ。
でも、いろいろ斬新な小説ではあった。 たとえば、山南・土方の関係なんかは初めて読んだ形。 慶喜の書き方なんかも、史実はともかくなかなか。 これはこれでじゅうぶん面白かったし、 逆に歴史小説が苦手な人は読み易いのではないかと思う。
K氏が後輩とバンドを組んだ。 卒業までの思い出作りの一環らしい。 始めは冗談かと思っていたら、着々と練習をしていて、 そりゃすごいねと思っていたら、いつのまにか誘われた。 どうも女性ヴォーカルが欲しかったらしい。 とはいえ、別にヴォーカルをしたことがあるわけでもなく、 しばらくは断りつづけていたのだけれど、 タイムリミットも迫ってきているわけだし、 そこまでもったいぶるようなものでもないので、 今日、初めて練習に参加することになった。
スタジオに入るなんて体験が自分の人生に訪れるとは。 ものすごーく不思議な気分である。 初めてライブハウスに行ったときと同じぐらいの高揚感があった。 想像どおり、あまりキレイとはいえなかったけれど、魔法の箱だね。 生楽器をあそこまで身近に体験するなんて最初で最後だろうし、 それにあわせて歌うなんて体験ももうないだろう。 でも、ちょっとだけバンドキッズの気持を味わえたなぁ。 いつか自分の教え子でバンドをやろうと思っている子がいたら、 私はきっととても微笑ましい気持で今日を思い出すのだろう。
成り行き上、会員になってしまったので、 今後の練習に参加できたら参加してよと誘われた。 まぁ、自分が歌う歌わないにかかわらず、見ているだけで楽しいし。
普段、電車に乗らない母親が社用で電車に乗ることに。 すでに券売機でどうすればいいのか分からないというので、 わざわざ駅まで出かけていき、待ち合わせた。 切符の買い方を教え、着いた先の駅の地図を渡し、 「二番線に乗ってよ。間違えないでよ」 と何度も念押しした挙句に、見送った。 ほぼ毎日のように電車を使用する身としては不思議である。 東京や大阪じゃあるまいし、どうやっても迷いようがないのに。
夜、ずるずると居間に居座り、「ジュマンジ」を鑑賞。 ここしばらく例を見ないハッピーエンドぶりに唖然としたが、 ラストだけはちょっと不気味だよなぁ。 つまり、どれだけあのボードゲームを捨てても、 どこかで誰かに拾われて、繰り返されるということか。 子供の好奇心はおそろしい。 私だったら間違いなく触らないだろうに。
ついさっきウィルスが感知されたので、駆除した。 バスターを入れてからもう三匹目。 しかも全部同じタイプ、サイト閲覧時に感知。 頼むから、管理人はもっと気を配ってくれ・・・ おちおち出歩くこともできなくなるじゃないか。
昨日とはうってかわって、小雪が舞う極寒日。 とりあえず世界一長いベンチで記念撮影した後、水族館へ向かう。 体験コーナーでナマコやヒトデを平気で触るN尾女史に動揺。 ラッコが意外に大きいのでびっくり。 あと、ものすごくよく食べる・・・あれはがっつくと言うべきか。 するめを貪り食うラッコは・・・可愛さを越えた何かがあった。 イルカ・クジラショーは強烈にかわいい、大満足。 ペンギンは群れをなして、すかした顔をしていた。 次はガラス工房、見学。 ガラスには見えない一連の美術品にいちいち感動。 その後、帰路につき、縁結びの気多大社へ。 私はおみくじを引かない人間なので、残り4名が引いた。 M木、T甫→中吉、K、N尾→末吉。 意外と大吉って出ないのだなぁと変に感心。 その後、順調に帰ってきた。 英語の講座に参加するN尾女史を見送った後、 4人でラーメンを食べにいく。が、閉店。 隣にあるトロピカルカフェとやらに入り、夕飯。
総括、疲れたけれど、最高に楽しかった。 ただし、二日目は寝不足もあって気分ムラができて申し訳なかった。
今日はいよいよ一泊二日旅行出発日。 天気が悪くなるのではと心配されていたものの、 まぶしいほどの太陽が旅のお供になってくれた。
恋路海岸 ↓ 見附島 ↓ 狼煙灯台 ↓ 平時貞の墓 ↓ 垂水の滝 ↓ ヤセの断崖 ↓ 義経の船隠し ↓ 宿泊地
狼煙灯台では芝生に寝転んだ四人が「ノロシ」の一文字を作り、 それをごみ箱の上から私が撮影した・・・アホやね。 時貞の墓は本当に山奥。 広い車道を全く車が走らないので、車道の真中で組体操。 女子4名で扇を、私とK氏、T甫女史三人でピラミッドを。 垂水の滝では、マイナスイオンを浴びつつ、 「元気玉」をもらう悟空になりきっての写真撮影。 ヤセの断崖は・・・日暮れ時も関係してマジで怖い。 その隣にある義経の船隠しまで歩いていく。ここには感動。 ただし、車まで戻ると、近くにパトカー発見。 一瞬、私達が断崖を去る直前に入れ替わりで入って行った男性を思い出し、 まさか事件に巻き込まれたのかとドキドキしていたら、 「車がずっと停まってるから心配で・・・」 と、警察官に苦笑された・・・って、ウチラかいっ!? つまり、断崖とはいわゆる“名所”なので、 私達に身に何かあったのではと心配されてしまったのである。 申し訳ないやら、おかしいやら。その節はすみませんでした。 夜は、近所の料理屋で鳥野菜鍋を皆で食し、 近所の銭湯で旅の疲れを洗い流し、 しこたま飲み食いし、就寝。 なかなか寝付けないK氏、M木女史が三時半を回って就寝。 それを見守ってから、私も就寝。しかし、6時には覚醒。 体内時計って怖い・・・
K越教授に頼まれた文献調査をぎりぎりで終わらせる。 うーん、あんな適当な仕事でいいのかな。 この場合、態度が適当だったというよりも(これも多少あるけど)、 勝手がよく分からないので、結果が適当になった。 まぁ、言い訳にしかならないが。先生、ごめんなさい。
さて、明日から一泊二日の小旅行。 同期でちょっと県内を巡ってくることにした。 高校生の頃などは、卒業旅行=海外というイメージがあって、 自分もきっと海外に行くのだろうと思っていたけれど、 実際問題、そんな余裕はどこにもなかった。寂しい。 でも、メンバーが最高なので、面白くないはずがない。 荷造りをしながらも、遠足前の小学生のようにわくわくする。
本日の一作: ・『薄紅天女』(荻原規子/徳間書店)
「幻玉」シリーズ三部作目。つまり、最終部。 今回は前回ニ作とはだいぶ趣向が異なり、時代は長岡京時代。 坂上田村麻呂、薬子など日本史でもおなじみの名前が見られ、 だいぶ現実味を帯びてきている(それでも、もうはるか昔だけど)。 しかも、今回は幻玉を持つのが男子であり、それが大問題になる。 主人公も二人いて、前半・後半に物語が分かれている。
これはこれで面白い。キレイに収まっているし。 ただし、やっぱりシリーズ物は最初が特に面白いと思う。 きっと読んでいるうちに、世界観に慣れてくるせいだろう。 贅沢は話であるとは思うのだがねぇ・・・いやはや。
| 2003年02月16日(日) |
『空色幻玉』/『白鳥異伝』 |
昨日、さんざん眠り続けたおかげで、復活。 そのくせ、ずっと本を読んでいた怠惰な生活。 よって、今日は二冊の本を一気に読破。 まぁ、児童文学なので読みやすかったしね。
本日の二作: ・『空色幻玉』/『白鳥異伝』(荻原規子/福武書店(ベネッセ))
今回の作品は『幻玉』三部作と呼ばれるうちの二作。 古代日本を舞台にした和製ファンタジーである。 活くらなどでも何度もお目にかかった名前であったし、 やっと手にとったといった感じであったが、はまる。 もっと感受性の強い時期に読んでいれば、 もっともっとはまったかもしれない・・・わくわくする。
『空色幻玉』は、光臨してくる神ともともとの神が争う 記紀神話をモチーフにしたものである。いわゆる日本の創世記。 『白鳥異伝』は、これまた有名なタケル神話がモチーフ。 どちらも剣の振るい手である男子と、幻玉を守る女子が 互いに成長しながら、心を通わしていく物語である。 非常にわかりやすく、まっすぐな物語展開が好ましい。 で、完全にリンクしてないところがまたいいのである。 「あ、これはもしやアレかいな?」と思えるところが。 そうやって想像をたくましくしつつ、自分の世界を作る。 小説を読むうえでの、最高の醍醐味ではないであろうか。
さて、次はいよいよ三作目の『薄紅天女』 明日、大学へ行く間にでも読みふけることにしようっと。
昨日、口頭試問を終えた後、追いコンに参加。 1次会はK越教授の隣で、たくさん食べた。 口頭試問の時はいろいろ言われたけれど、 ナンダカンダで一番仲良くしてもらった。 それは同期のみんながうらやましがるほどに(笑)
2次会は飲み屋に移動。 K氏とM木女史を親に、簡単な利き酒勝負をした。 五種類の地酒を少しずつ飲んだうえで、 親が選んだ一品の銘柄を当てるという簡単なもの。 子は後輩も含め、五人である。 結果は・・・もちろん勝利。
3次会はカラオケ(N尾アンドT甫女史は帰宅)。 GO! GO!7188のカバー「ペッパー警部」を歌わされる。 風邪気味で喉が痛いといってもお構いなしである。 まぁ、盛り上がっていただけたのでよしとする。
4次会は大学。 博士の先輩がインスタントラーメンを持ってきてくれたので、 なぜか私が調理した・・・炊き出しの気分である。 まぁ、美味かったらしいのでよしとしよう。 それから、ぐだぐだした挙句に、朝陽を拝む。 総勢、10名・・・なかなか感動的な青春の一幕である。 帰りはその日、高崎に旅立つT甫女史を駅で待ち伏せ。 なのに、彼女はバスの遅れにより電車を乗り過ごした(驚) 乗り過ごしたことへのショックと私達がいる驚きを隠せない 彼女を慰めつつ、マックで時間つぶしをすることとした。 その後、彼女が電車に乗るのを見届け、私も帰宅。 午前11時頃に家についたのであるが、ひどい顔だった。 あれじゃスッピンのほうがマシじゃねぇかって顔。 でも、楽しかったので何でもいいや。 とにかく眠かったので、ずっと寝ていた。
本日、口頭試問。院生は午後から。 とはいえ、落ち着いていられるはずもなく、 結局11時前には院生室のいつもの椅子に座っていた。 こうして、ココで珈琲を飲みながら調べ物をするのもあと少し。 そう思うと、さまざまな感慨がこみ上げるが、 それ以上に緊張で心臓が飛び出しそうである・・・
主査であるN村教授と副査である二人の教官がつく。 (U田教授は用事で席を外していたのである)。 真っ先に口火を切ったのはK越教授である。
古典はなぜ面白いのか、なぜ学ぶだけの価値があるのか。 それはその作品が作られた時代の常識や感動などが、 凝縮され、残され、伝えられているからである。 それらはたとえ現在では悪とされていても、悪ではない。 現在の常識で考え、判断できるような問題ではない。 だから、現在の常識をベースに古典を読むと、 古典の真の魅力が損なわれ、真の情報が見えなくなる。
といった内容のことを訥々と諭してくれた。 これはかなり高度なことを要求してくれるものである。 でも、国語教師としての道を歩むうえで忘れてはならないこと。 私の修論はまだまだ現在の常識に縛られがちだったのだ。 最後の最後に、また一つ教えられた。
全体としては、飴と鞭を使い分けられた30分間。 きついことも言われたが、すべて自分で分かっていたことだ。 分かっていて目を瞑った部分を明るみに出されただけだ。 だから、何を言われても、すっきりした。 むしろ、最終的には誉められたことが嬉しかった。 「これだけのものは久しぶりに拝んだよ」と、 少し自慢げに笑ってくださった教授の顔が嬉しかった。 決して出来のよい弟子ではなかったけれど、 少しはご恩返しができたのではないかと思う。
明日はいよいよ口頭試問〜〜♪ 恐ろしい・・・再び、あの論文と対峙しなくてはならないとは。 提出した時には、もうアレ以上やることはないと思った。 実際、今だって、自分にはもうアレ以上のことはできないと思う。 でも、怖い。他人がどう評価するのかが怖い。
本日の一作: ・『熱氷』(五條瑛/講談社)
今回の作品は一風変わって、姉弟愛が主題。 ものすごく仲がいいのに血が繋がっていない姉弟(つか、従兄弟)の 終生変わることがなかった愛情を主軸に据えつつ、 その姉弟に連なるさまざまな人間のさまざまな事件が描かれる。 メインは亡姉の置き形見である甥が誘拐されてしまったのを、 弟が救おうと奮闘する物語で、そこに数年前の事件が絡む。 今作品、たった三日間の攻防戦を描いているだけなのに、 ものすごく長い三日間に感じる。途切れない緊迫感。
しかも、顛末が切ないし、やりきれない。 同じ姉と弟という立場にいるから、ますます感情移入。 私達は決して仲がいい姉弟ではないけれど、 弟が土壇場で頼ってくるのは親ではなく、私であるし、 私もきっとナンダカンダで弟の味方であり続けるだろう。 だって、姉弟だから。 血が繋がっているから、という一般的な常識以上に、 そういうものなんだと細胞が覚えている。 姉弟なんて、本当はそれぐらい単純な関係であるはずなのにね。 野卑な好奇心に満ちた世間は、時として信じられないぐらい酷い。
図書館に行ったら、閉館だったので参った。 昨日からますます喉が痛くて、参った。 レポートがうまくあがらずに参った。
一応、形は整った(強引に整えた)。 ただし、いかんせん、量が伴わない。 別に規定枚数なんてものはないのだけれど、 ある程度ないと体裁が悪いような気がする。 でも、コレ以上、強引に進めてもメリットはない。
どうして修論で終わらせてくれなかったの? 私の学生生活最後のレポートがコレなんて、 ちょっと泣ける。だっせぇなぁ。
| 2003年02月11日(火) |
『常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ』 |
最後のレポートが難産である。 なぜって、教授が自分の論文を先に見せちゃったから。 そんなに詳細に考察してある教授の論の前で、 私達に何を言わせようというのですか・・・しくしく。 だからって、締め切りは金曜日。 作品を変えられるはずもなく、苦闘の日々は続く。
本日の一作: ・『常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ』(加門七海/マガジンハウス)
加門七海、二冊目。一冊目は『くぐつ小町』を文庫で買った。 琵琶・十六夜を片手に盲僧が、天と大地の間を彷徨うさまざまなものの 手助けをする話とでも言おうか。短篇集である。 テイストとしては、昨今ブームを巻き起こす陰陽師に近い。 しかし、地神盲僧と陰陽師はまったく別物。ここが注意点。
文体や装丁(フォントなんかも)からして、非常に古典意識が強い。 だから、読みづらい人には読みづらいのであろう。 個人的意見ならば、私は読みづらいというよりも気恥ずかしい。 どうも演出が行き過ぎると、読んでいて「おいおい」と思うのだ。
でも、この短篇集で面白い点は時代設定。 私はてっきり平安朝あたりが舞台なのだろうと思っていたら、 現代から始まって、時代を徐々に遡り、再度ループする。 それを読み進めていくうちに、地神盲僧がなぜ孤独なのかが 分かってくるという、一冊の進む方向が明確なのがいい。
ナンダカンダ言ったが、続編出ないのかなぁと思う。 きっと続編が出れば、私は図書館に走るだろう。 だって、このテの類が嫌いだったら、古典専攻できないしさ。
| 2003年02月10日(月) |
『君の夢はもう見ない』 |
どうも風邪気味? のどが痛いのだが、参ったなぁ。 週末に口頭試問を控えている挙句に、現在もレポート作成中。 ここで倒れたら、卒業が真剣に危うくなるんでない? ということで、今日は薬を飲んでさっさと就寝。 どうかインフル君ではありませんように。
本日の一作: ・『君の夢はもう見ない』(五條瑛/集英社)
やばいなぁ・・・もう本当にはまりそう。 五條作品を一気に読破中。 これは鉱物シリーズの番外編とでも言えようか。 元スパイ、現出版社所長の仲上氏主役の短篇集である。 はっきり言って、ヒーローとしては首を捻る人物である。 会社に泊まりこみ、何日も風呂に入らなくて平気なんて、 普通に考えたって描写されるはずない描写なのだけれど。 この仲上氏のキャラがすこぶる格好いいのである。 飄々としてるのに、ものすごくデキル大人の男・・・うわぁお。
今、アジアが熱い。良くも悪くもいろいろな意味で。 そうしたうねりの中で、日本はどうなっていくのだろう。 この物語はフィクションなのだろうけれど、 こうした幾つもの瞳が私達の国を見つめていると思うと、 平和ボケした私の頭でさえ、ぐるぐるしてくるのである。
| 2003年02月08日(土) |
GLAY rare collectives |
夏目のレポートを手がけながら、ずっと拝聴。 何せ4枚もあるわけだから、全部聴くのに時間もかかる。 でも、お気に入りはやはりVol.2のヒサシディスク。 この人のかっ飛んだセンスはやはり好き。 GLAYという母体の中で好き勝手やってるところが好き。 で、それを許してしまうGLAYの大きさも好き。 ・・・って、めっちゃファンな発言ですな、これは。
でも、久しぶりに聴く曲なんかもあって、 ちゃんと歌えるものかと試しに歌ってみたらボロボロだった。 昔はきちんと歌えていたのになぁとちょっとがっかり。 やはり、聴いていないと忘れていくものなのだな。 ライブに行く前には、なんとか思い出しておかないと。
M木女史からメールが入る。 彼女は現在、京都に旅行中。 楽しそうだなぁ・・・ぶつぶつ。
今日、ようやくアルバムをゲット。 しかし、予約してあった取り置きがなかなか見つからず、 結局店頭に並んでいたものをそのままいただいてきた。 別に構わないのだが、本来私のもとにくるはずのCDは いったいいづこに行ってしまったのであろうか・・・
本日の一作: ・『龍宮』(川上弘美/文藝春秋)
ひさしぶりにゾクゾクとした短篇集を読んだ。 不思議な物語を得手とする川上女史の作品である。 しかも、今回はタイトルからもおぼろげに連想できるように、 どこか昔話・・・いわゆるお伽話チックである。 しかも、「昔、昔、おじいさんとおばあさんが・・・」から始まり、 「めでたし、めでたし」で締め括られる定型ではなく、 もっと淫靡で、生臭く、一抹の寂しさが漂っているのである。 本当の物語はきっとこんなふうにタブー性が強かったのだ。 軽々しく語られ、強引にハッピーエンドに持ち込まれるのではなく、 大きな声では語れないことを、恐る恐る語り継ぐのだ。 お気に入りは「島崎」、「轟」。
帰り際に父が食べたがっていた銘菓を買って帰った。 柔らかなお餅の中に黄粉餡が入っていて、周りに黒ごまがびっしり。 かつて、よくお茶請けで食べていたものだったのであるが、 最近はなかなか食べる機会がなかったので、私も久しぶりに食べた。 やはり、和菓子は美味しいなぁ。また、何か買ってこようっと。
| 2003年02月06日(木) |
「Love Notes」 |
昨日、ちょっとおかしな寝方をしていたせいか、 朝方に少し悪寒がした・・・風邪か? 幸い、日中はそのようなそぶりも起きなかったのであるが、 今の時期に風邪を引くと厄介なので、夕食後に風邪薬を飲んだ。 おかげで、眠くて仕方がない。
今日はゴスの「Love Notes」がとんでもなく安価だったので、 即購入してしまった。まぁ、持っていても損はしないし。 この作品には、「Promise」「永遠に」といった有名作品の他に、 「新しい世界」と「カーテンコール」が収録されているので好き。 特に「カーテンコール」はすごく短いのだけれど、 別れの際のせつなさが詞にもメロディにも滲んでいてイイ。 そのくせ、目を閉じた時に浮かぶ映像は光で溢れている。 悲しい歌なのに、悲し過ぎないところがいいのかなぁ。
明日は大学に行って、GLAYのアルバムを購入してくる予定。 レポートが全然はかどらないので、さすがに焦ってきた。 明日、もしみんなに逢えたとしたら、様子をうかがってこよう。
本日の博士論文口頭発表。 先輩が非常に順調に発表され、感激した。 主査である教授も満足げだったし、他学部の教授の反応もまずまず。 これはかなり手ごたえがあるのでは??
本日の一作: ・『虹の家のアリス』(加納朋子/文藝春秋)
以前、『螺旋階段のアリス』という作品を読んだことがある。 今回はその続編、そして・・・最終編になるのだろうか。 前回は家出をして探偵事務所に転がり込んできた女性が、 親子ほどに年が離れた探偵と街の事件を解決していた。 殺人等の大きな事件はない。むしろ、雑用に近い事件。 しかし、警察に行っても見向きもしてもらえない人々の 強い味方になり得るほのぼの名コンビだったのだ。 もちろん今回もその基本スタイルは変わっていない。
しかし、今作品でもう一つの物語の流れを形成しているのは 家族、すなわち主要人物側のバックグラウンドである。 たとえば、大企業の一人娘であるがゆえに父と衝突し、 思わず家を飛び出してしまった亜理沙であり、 もう結婚し、家庭を築く年齢に近づきつつある子供を持つ 父としての側面も持つ探偵仁木氏である。 二人の出会いは偶然であったが、共に事件を解決していくうちに それぞれの環境と向き合うだけの成長を果たしたのである。
特にお気に入りは(鏡の家のアリス)から(夢の家のアリス)に 続く一連の仁木氏と娘・息子の物語。心温まるのだ。
今日がラストの講義。 つまり、私の学生生活ラストの講義である。 大学に入学してから6年間、研究室に所属してから5年間。 締めくくりが自分の担当教官だったというのはありがたい。 教授の丁寧な解説を聞きながら、理解できる自分に感動した。 少し前までは何を言っているのか分からなかったし、 そもそも板書のない講義が苦手だったのだ。 それが今では教授が何を問題としているのかがピンとくるし、 講義の中で何がポイントなのかも見分ける力がついた。 おまけに、まずは自分でも考えてみるクセがついた。 これはかなり自分の人生にプラスになっている。
で、講義終了後は博士の先輩の予備発表に付き合った。 彼女は明日が博士論文の口頭発表なのである。 持ち時間は30分・・・はっきり言って短い。 私の修論ですら30分で話しきる自信なんて皆無なのに、 どうして博士論文が30分やそこらで説明しきれるのだろう? それでも、決められているのだから、やるしかない。 そうしたプレゼン能力も問われているのだろうから。 ただ、韓国人留学生の先輩にはかなり厳しい問題である。 K越教授曰く、「まずは自分が伝えたいことをしっかり把握すること」 限られた時間を有効活用するためには、本人が迷ってはいけないのだ。
夜は先輩がお礼だと言って、ご馳走してくれた。 いよいよ明日が本番・・・半ば強制的に聞きに行くハメになったが、 (K越教授が当然のごとく私が参加するって決めつけるものだから) お世話になった先輩の奮闘を見守りに行きたいと思う。
今日は午後から母と外出。 マイマザーは糸関係の仕事に携わっているのであるが、 組合が主催するファッションコンテストを観に行ったのである。 どうやら、母の会社で扱っている布を使って、 作品を作り上げた人も数人参加しているということらしい。
それにしても、よくあんなデザインができるものだ。 目の前にある洋服から自分の気に入るものを探し出すのではなく、 一から生み出すあのパワーは侮れない・・・すごい。 目の前に現れる衣装の数々に思わず見とれてしまった。 そして、「これはっ」と思った作品がやはり賞を取っていくので、 本当にいいものが万人が見て納得するものだなぁとも思った。
本日の一作: ・『マークスの山 上・下』(�眤七亜森崔娘卻幻法�
祝文庫化・・・ようやく読了した。 �眤失酩覆任�なじみの合田刑事デビュー作、そして直木賞受賞作品。 いろいろな意味で注目を集めるこの作品は、 実は私が�眤失酩覆忘能蕕某┐譴燭�っかけでもある。 『マークスの山』は、警察もまた一企業と同じ仕組みを取り、 警察官はその体制に組み込まれ、権力という柵の中を 必死でもがきながら突き進まねばならないという事実を 浮き彫りにしてくれた、さすが本格派警察小説という代物である。 これに続く『照柿』『レディ・ジョーカー』と比較しても、 やはりコレが一番面白いのじゃないかなぁというのが私見である。 特に、この作品のラストが好き。本当に好き。 せつなさを交えた美しさ、清浄な雰囲気があるからね。
さて、全面改稿については・・・よくわかっていない。 単行本と突き合わせて読むのもなんだか面倒だし、 おそらくココ変わってるなぁという漠然とした記憶のもとで、 とりあえず文庫を読み終えた次第である。
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