寒いですぜぇ〜。先日から雪が降っております。雪が降ってもなかなか積もらない土地ですが、ちょっと積もってます。踏み踏まれた雪はつるっつるのアイスバーン。恐ろしくて外に出れません(;;)
今年一本目の映画。 「ten minutes older 人生のメビウス」 世界の巨匠監督15人による究極のコンピレーション・フィルム。 1作品ごとに監督が違い、それぞれ10分間のフィルムの中で人生をあらわしていく。この作品には7人の監督が、対の「ten minutes older イデアの森」は8人の監督が携わっています。チェン・カイコー監督や、スパイク・リー監督の作品がとっても印象に残ってますね。後、こんなに各国の映画監督の作品を見たことがなかったので、それぞれの映像にお国柄(っていうのかな?)が出てるな〜と感心したり。かなりテンポ良いのですが、もっと突き詰めてみたかったりしますね。まぁ、これがその監督の長編を見るきっかけとかにはなると思います。
「結婚は10分で決める」 アキ・カウリスマキ 男は全てを捨て、女にプロポーズしてシベリアへ渡ることを決意する。シベリア行きの列車は後10分後に発車する・・・・。 ものすごく朴訥で笑ってしまうほどですが、じんわりと幸せが伝わってきます。
「ライフライン」 ビクトル・エリセ 生まれたばかりの子供を傍らに眠る母親。ゆっくりと夏の一日が過ぎようとしていたが、子供の腹部から赤い染みが広がり始め・・・・。 とにかく、モノクロの映像が美しかったです。
「女優のブレイクタイム」 ジム・ジャームッシュ 女優がトレーラーで過ごす10分間の休憩時間の出来事。 何が起きるんだろうか?と思わせる映像です。
「失われた一万年」 ヴェルナー・ヘルツォーク 近代文明との接触を拒んできた民族が文明に触れた前後の映像。 文明を与えたことがどうだったのか考えさせられるドキュメンタリーです。
「トローナからの12マイル」 ヴィム・ヴェンダース 男は急いでいた。ドラック入りのクッキーを食べてしまったばかりにひどく具合が悪い。病院と探して車を走らせるのだが・・・。 男の焦燥が伝わってくる映像でした。
「ゴアVSブッシュ」 スパイク・リー 2000年の大統領選挙をゴア陣営の選挙アドバイザーや腹心のインタヴューを通して勝敗を分けたとされる数分間をたどる。 あの話題になった選挙の裏側をこうやって解明するという面白い試みのドキュメンタリー。さすが、アメリカって感じです。
「夢幻百花」 チェン・カイコー 運送屋に引越しを依頼する男の案内で目的地へ行くのだが、そこは荒地が広がっているだけだった。金のために見えもしない家財道具を運ぶ羽目になった引越屋たちだったが・・・。 10分間に綺麗にまとめた作品でした。一番好きかもしれません。
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