いつも
想って
幾度も
涙こぼした
あなたは
笑って
もう
君を
独りにはしないと
その言葉
信じても
いいですか
世界の終わり
身の丈以上に
望んでしまうと
破滅も
はやいよ
追憶
今夜も
月の明かりが
眩しすぎて
君が見えない
ああ
君の履いている
銀の靴だけが
やっと
見えるよ
追いかけたところで
届かないのだろう
今夜も
また
恋の行方
深夜 突然の雨に
君の手を引いて
駆け込んだカフェの軒先
君の髪が濡れて
黒いTシャツが
さらに黒くなった
その腕を引き寄せて
唇を重ねた
驚いた君は
一瞬身体を硬くしたけれど
何も言わずにいた
きっと
あの時から
君は気づいていたんだね
忘却の爆弾魔
正義とは
爆弾だと
信じて疑わぬ人は
己の痛みには敏感で
他者の痛みなど
忘却の彼方へ
平和とは
武力による圧力だと
信じて疑わぬ人は
己は至高の存在で
他者は豚以下などと
勘違いの極みへ
ふふん
偽りの道を歩く者よ
真実の愛を見ぬ者よ
呆けた顔でゆくがいい
破滅の門は大きいぞ
今夜君は僕のもの
小麦色にやけた顔を
仰向けて
太陽の光と
水飛沫浴びる君
胸からお腹までの曲線が
タンクトップごしに見える
眩しいほど柔らかな肌
今夜 僕は
君に愛を伝えるよ
狂おしいほど
抱きしめて
素敵な言葉
囁いて