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自転車
虫の羽音に
眉をしかめて
期待は
失望の始まり
涙でかすんで
君が見えない
心など要らない
その心に
ハニー
愛などいらない
ハニー
欲しいのは安息
長い髪なびかせて
ぼくの傍にきて
そして
キスをして
地球の片隅で
散歩道
ふと下を見ると
蟻の行列
上げた足を
他のところへ下ろす
蟻も人間−ひと−も同じ
この地球で生きている
ただ違うのは
人間は試されているということだけ
酔いどれ天使
バーのカウンターで
傾けるグラス
Ｒ＆Ｂの流れる店内で
たったひとりきり
僕は君に
かなわぬ恋をしている
君の笑顔をおもうと
はりさけそうなこの心とともに
今夜も
グラスを空ける
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TALK TO MYSELF IN MIDNIGHT内の詩の著作権はすべて蒼井冬星にあります。
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