2002年10月21日(月) |
だから、なになら喰ってもいいんだ? |
アメリカで、初の狂牛病患者が確認されたらしい。 狂牛病の牛でなく、ヒトであり、この患者は英国に滞在していたことがあるから、原因は英国の牛である、という。 この人が、どれくらい英国に滞在していたのか判らないが、アメリカの牛肉が原因でない、とは、わたしは判断できない。
アルミ製の鍋を使うと、アルツハイマーを誘発するとか。 随分前からうちでは使ってないが、缶飲料どうする。 肯定説、否定説両方が出ているが、危ないと言われると、アルミに触れた食物への食欲は失せる。
ドイツなんかじゃ、マーガリンやショートニングは毒性があるとして製造、使用が禁止されてるんだとか。 ……おい。聞いてないって、そんなこと。
だからと言って、喰わずには生きていられない。
酔っ払ったランディは、扱いに困る。 相手にしなければしないで拗ねるし、相手にしたらしたで粘着質に説教される。
昨晩は、W杯からこっち、わたしが俄かサッカーファンをやってることについて説教された。
「なんも判ってねー癖に、語るんじゃねーよ!W杯ってのはなー、国同士の威信をかけた戦争なんだよ、戦争。判るか?え?こら。俺なんかなー、高校時代はキーパーだったんだぞ。キーパー。おまえら素人とは違うんだよ。なーにが、カーンだ、イルハンだ。そういうミーハーが一番うぜーんだよ!」
では、わたしがW杯前の、「サッカーってなに?それ美味しい?」と言っていた5ヶ月前に戻った方がいいのか、というとそうでは無い、という。
「教えてやるから勉強しろよ。俺が今回のW杯で注目した選手、知りたいか?まだ若いけど、おまえみたいな素人と違って、次のドイツ大会で活躍しそうな奴をちゃんとチェックしてるんだ。知りたいだろう?」
と、いうのを無視して、寝ようとすると、足を揉んでくれるという。 お、ありがたい、と思っていると、足の甲を、ぐりぐりと押さえてくれた。 偏頭痛や眼精疲労に悩む方は、試しに、足の薬指と小指の間、付け根から指一本くらい足首寄りの辺りを自分で押してみていただきたい。 ここは、「臨泣」と呼ばれるツボであるらしく、わたしは、軽く揉むだけでかなり痛い。 撫でる程度に刺激を与えると、非常に気持ちよく眠れるのだ。
……そこを、ランディは、
「い、いたたたたた〜〜!やーめーてーー!」
と叫んでも、ずーっと思い切りぐりぐりぐりぐりとやってくださった。
今朝見たら、ランディの親指の形の痣が出来ていた。 ……酔っ払いなんか嫌いだ。
2002年10月09日(水) |
「おっとこ前」という褒め言葉 |
昨日付の日記を見たしんたさんから、メッセージが飛んできた。
「あーのー
取りあえず、命は惜しみませんか? (^^;」
……古古古古米について、「不味いかも」とは思ったが、「喰えないかも」とは一瞬も考えなかった。 ちなみに、このメッセージを貰ったときには、既に喰った後だった。 予想通り不味かったが、腹は無事である。
作戦名・不可能さんに「おっとこ前」と言われる理由が判った気がした。
先週土曜日、ランディの幼馴染の結婚式だった。 有名どころの結婚式場で、華やかに行われ、その後には、殆ど同窓会の様相を呈した二次会。 その後、ランディが昔バイトしていた中華料理店に繰り出したらしい。 帰還は午前四時。 翌日は、二十時間連続で寝た後、なんとか風呂には入ったものの、まともに飯も食えず、作ってやった雑炊の上澄みを啜っただけで、残りはわたしに喰わせ、また寝てしまった。 この分では、新郎新婦にも狼藉を働いたのは間違いなかろう。 ……それが許される範囲のものであることを祈るのみである。
さて、それから遡ること数日。
結婚祝いを包むのに参考にしようと、今度結婚するランディの幼馴染氏が、わたしたちの結婚式に幾ら包んでくれたのか調べようとして、押入れの中に纏めて仕舞ったわたしたちが結婚したときに戴いた分の御祝儀袋を探していたら……
古古古古米が出てきた。
……何故。
呆然としていると、ランディが言うには、
「ああ、前からあったよ。それ」
気づいていたなら早く言えーーー!
どうやら、四年前、ランディの実家に行ったとき、例によって大量の食料を貰い、米櫃に入りきらなかったので、押入れに仕舞っておいたようである。 で、わたしはリスのようにそのまま忘れてしまった。 ランディの方は、知っていたけど、その米の奥には、非常持ち出し袋があったので、その米も災害のときのために、備蓄してあるものだと思っていたらしい。
……喰うしかないよなぁ。
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