ランディの実家で貰ってきた大量の林檎。 食べきれないので、ジャムを作り、それでもまだ余っているので、フードプロセッサーにかけた後、濾して、瓶に詰める。 そこに、ドライイーストと蜂蜜を加えて、待つ。
この待つ日にちが大切であるらしい。
早ければ、炭酸入り林檎ジュース。 遅ければ、アップルビネガー。 中くらいなら林檎酒。
……さて、どの段階にしようかな。
暫く日記をさぼっていたが、タイトル通り、書くほどのこともない。 ええい、苦し紛れに今年を総括してみよう。
印象に残った順でも、出来事の順番でもなく、思いつくまま順不同ということで御寛恕を。
●W杯サッカーでオリバー・カーンにはまる
文句無く、かっこいい。 わたしは彼を美形だと思う。 だれがなんと言おうと。
それに関連し、
●友人たちと悪企み、現在進行中
つるんで、いろいろと、ごちゃごちゃと、野望を現実にしようと画策中。 最終目標は、4年後のW杯観戦か?
●ビーズにはまる
はじめる前には、『きっとすぐ飽きる』『買ったビーズや、道具類を見て激しく後悔するに違いない』思った。
……その通りになりつつある。
●ひきつづき、中国茶にはまる
青茶偏愛は、飲み始めた頃から変わらず。 余談だが、最近は、レピシエのティールームでも中国茶が飲めるようになった。が、一々、店員を呼んでポットを持っていって貰って、お湯を差してまた持ってきてもらわなければならないのは面倒である。
●キャラクターに合わないのを自覚しつつ、家計簿をつけはじめるも、計算が合わずきーーーっと叫ぶ毎日
4年後までに、なんとか渡航費用を貯めたいということで、買いに行った家計簿ソフト。 なんで、家計簿ソフトというのはファンシーなのか。 キティちゃんがうろちょろするような画面で気合が入るか。 なんとか、シンプルなのを見つけた。 なんだかんだで、一応つづけている。
●ランディ入院
深夜、突然意識不明になり、救急車で病院へ。 原因不明のまま、完治と看做され退院。
それに関連し、
●ランディ大幅に酒を減らす
当初、完全禁酒のはずであったが、とりあえず、健康は回復した様子なので、土日のみ解禁。 絶対につづくまい、と思っていたが、あの酒飲みが、缶ビール2本以上飲まなくなった。 夜中に無理矢理プリンを喰わされることもなく、寝ゲロの始末をさせられることもなく、朝4時に玄関チャイムを鳴らされることもない。 向こう数十年は訪れないと思った幸せである。
それとは無関係にわたしは、
●酒が嫌いになった
ランディには、「あなたが飲めないのに、わたしが目の前で飲めるないだろう」と言っているが……今年の夏くらいからか、酒が美味しくないのである。 年々許容量が減っている気はしていたのだが…… 一口二口で気持ち悪くなるとは思わなかった。
●食器洗い乾燥機導入
我が最愛の家電である。
そして今、
●歯が痛い。
ちょっと前から、詰め物が取れていたのを放置していたら、此処数日、疼きはじめている。 歯医者に電話したら、痛むかと尋ねられ、痛むと応えると、どれくらい、と尋ねられ、『今のところは』耐えられないほどではない、と応えると、「年内は予約でいっぱいです。新年6日以降にお越しください」と言われた。
……来年一番に、『新年早々、歯痛で救急病院へ行く』という日記を書くことにならなければいいが……きっと、同じことを危惧してる人で予約がいっぱいなんだろうな……
毎日ではないが、結構な頻度でランディの弁当を作っている。
ランディの好きなおかずといえば、ウィンナー、ハンバーグ、ミートボール、鶏の唐揚、焼肉、豚の生姜焼き、トンカツ……と、いうような、子供の好きそうなものが多い。 「今日のお弁当美味しかった」と言われるのは、大抵上記のメニューである。 コンビニ弁当や、食堂で食べる会社の同僚たちに、羨ましがられるのも、大抵、そういうものらしく、男性は、そういうものが好きな人が多いようだ。 楽でいいといえばいいが……偏ってしまう。 ランディが好きなのだから、好きなものを食べさせればいいのだろうが……そういうとき、妙な罪悪感がある。 せめてもと、見た目を変えるために、デザートの林檎をうさぎにしてみたり、つけあわせのウィンナーをタコやカニにしてみたりする。 そういうのを喜ばれたことは無いが、嫌がられたこともない。
こないだ、少しでもレパートリーを増やそうと、お弁当の本を買った。 同じおかずで、お父さんから、幼稚園児までのお弁当が作れる、とかいうページがあった。
冗談で、
『卵と鶏のそぼろで字(メッセージとか、名前とか)を書く』
とか、
『桜でんぶで図形や模様』
とか、
『ピカチュウおにぎり』
とか、
『サッカーボールおにぎり』
等を提案すると、激しく拒絶された。
「絶っ対に、それは、やめろ」
そんなものを作られたら、蓋開けた瞬間、それを素早く閉じ、人目の無い処に逃げて、こっそりと食べねばならぬらしい。
ハンバーグや唐揚をメインにした弁当に、タコさんウィンナ、うさぎの林檎……も、かなりなものがあると思うのだが、それは構わないという。
……今度、喧嘩したら、ピンクのハートの上にLOVEとか書いたお弁当を持たせやろう。 無論、可愛く仲直りをしたいだけであって、他意は全然無い。
| 2002年12月13日(金) |
Sushi-Bomber |
ドイツのハンブルガーに移籍することになりそうな高原選手。 向こうの東スポ的新聞紙面で、「スシボンバー」と呼ばれているらしい。 褒めているのか、恐れているのか、期待しているのか、馬鹿にしているのか、日本に対するイメージが極端に固定化されているのか判断できない。 将来、日本で活躍するドイツ人選手が出た場合に、「バウムクーヘン・ボンバー」とか「ザワークラウト・ウィップ」とか「アイスバイン・ソード」とか呼ばれたら、当人の反応で判る気がする。
去年の7月14日の日記より。
車を点検に出すというランディに、「塩買ってきて」と頼んだら、精製塩5�圓鯤�えて帰ってきた。 こら。味と栄養面から、うちはいつも自然塩使うようにしてると知らんのか… …と、いうより以前に、うちは、ふたり暮らしではなかったのか? 日本人の塩分の標準摂取量は12g前後。健康のためには10g以下。 自然塩1�圓鯒磴辰討皺織�月も保つのに、これをどないせーと…… 業務用の茶色いでかい袋を目の前に、途方に暮れつつも、「アロママテリア作るには、他に黄金の岩と、虹色の聖水と、中和剤(赤)……」などと考える、「リリーのアトリエ」にはまって6日目の夏であった。
その塩が、まだある。 最初は、料理用にしようとしたのだが、美味しくないので、台所では、糠漬に使う程度にして、他のものには自然塩を使っている。 他の使い道も色々と考えた。 風呂に持ち込んで足だの腹だのをマッサージしたり、入浴剤代わりに浴槽に入れてみたりもした。 歯磨き代わりにするのはしょっぱいのでつづかなかった。
……まだある。 かなりある。
そこで、アンチョビを自作してみることにした。
アンチョビとは、シコイワシのことらしいが、スーパーで見当たらなかったので、青魚ならみんな似たようなもんだろう、ということで、馬鹿安だった秋刀魚三尾を買って帰り、一尾は塩焼きにしてその日のうちに食べ、残りを三枚におろし、適当な大きさに切る。 タッパーに塩を敷き詰め、その上に秋刀魚を置き、その上に魚が見えなくなるくらいまで塩を振り、更に塩、秋刀魚、塩……と、重ねてゆく。 そのまま冷蔵庫に入れて一週間。 一週間経ったら、瓶に入れ、オリーブオイルを注ぎ、常温で保存。

腐敗が怖いので、はらわたを抜いて塩漬けにしたためか、余り臭いはない。 近々、サラダかパスタに使ってみる予定。 不味くなければ、この手であの塩を使い切ることにしよう。
雨音かと思ったら、水気の多い雪の音だった。
なんとなく、眠れなくなったので深夜に起き出して、パソコンを立ち上げ、エアコンのスイッチを入れた。 なかなか部屋は暖まらない。 朝飯用にスコーン焼いてるうちに、夜が明けた。 焼きたてスコーンと、コーンスープとチャイで朝飯を食べて、ランディは出かけた。
外は白く染まっていて、まだ雪が降っている。
普段、出不精のツケが回ってきていて、こんな日なのに、どうしても出掛けなければならない。 一晩中、一睡もしてないので、少し仮眠を取ってから、ぼーっとした頭で玄関を一歩出ると、冷たい空気で眠気が飛んだ。 そして、まだ景色は白い。 階段を降り、一階のポストの中を確認しようとすると、視界の隅でなにかが動いた。
頭の中で、警報が鳴っている。 振り返ってはいけない。見てはいけない。 猫を飼ったことのある人には、殆ど搭載されている猫センサーが、わたしにも取り付けられているのである。 しかし、わたしは振り返ってしまった。
キジトラの子猫が、隅っこで、丸くなっていた。
うわぁ! 何故いるんだ。何故こんなところに。
み、見るな。こっちを見るんじゃない。 か細い声で鳴くな! わたしの動きを目で追うなーーーーーー!
こら、わたし! おまえも見るな。無視するんだ。あれは置物と思うのだ。 座り込んで手を伸ばすんじゃない。 此処は、ペット禁止の集合住宅だ! 仔猫!おまえも無警戒に掌に顔をすりすりするな!
こんな雪の降る日じゃなきゃ、見なかったことにもできるものを! 飼うんじゃない、保護だ、保護!一時保護! 飼い主を見つけるまで、客として迎え入れるだけじゃ。 抱き上げて、コートの中に隠して今降りてきた階段を昇ろうとしたとき、後ろから、別の鳴き声が聞こえた。
仔猫を拡大コピーしたような親猫がいた。
捨て猫じゃなくて、近所の飼い猫の親子のお散歩か。 道理で人懐こいと思った。 よく見れば、仔猫はよく太っていて、なにか食べた直後らしく、腹もぱんぱんである。
……そうか。
親猫は、警戒して隠れてしまった。 余り触って人間の臭いをつけると親に連れて帰ってもらえないかもしれないので後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。
帰りがけ、スーパーに寄り、猫缶を一個買ってしまったが……ポストの前には、親猫も仔猫もいなかった。
今朝は、朝飯を食べていなかった。
かなり遅い昼飯にしようとしたとき、誕生日に電話をくれた母が、中国茶を切らしている、と言っていたのを思い出した。 そういえば、うちのも底をつきかけている。 折角だ。中華街で食べよう。 と、いうことで、家を出た。
電車に揺られて中華街へ。 着いた頃には、三時過ぎ。 ランチの時間帯なら、そこそこの味のものをワンコインで食べられる店を何店か知ってるのだが、流石にもう終わっているし、何処に入ろうか考えながら彷徨い歩くにも、空腹が限界にきていたので、その辺で肉まんとペットボトルのお茶を買い、関帝廟前で、観光客の記念撮影の邪魔になりながら食べた。
その後、いつものお茶屋さんが、新店舗を構えているのを見つけ、入ってみたら、二階で喫茶もやっていたので、奇蘭を頼む。 真新しいのに、ノスタルジックな店内であった。
その後、 中国茶を飲む→店を出る→トイレに行きたくなる→中華街にトイレは少ない→飲食店に入る→トイレに行く→水分を取る→店を出る→トイレに行きたくなる ……と、いう毎度のループに陥った。
実家に送る分と、自宅用の中国茶を買い、いつもの中華菓子を買って帰宅。
昨日は誕生日だった。
が、ランディからプレゼントも、「誕生日おめでとう」という言葉も無かったので、少々ムカついたのだが、まあ、こんな可愛いことで怒るのは気持ち悪い年齢になっているので、無理矢理「おめでとう」と言わせるにとどめた。
晩飯を喰い終わった頃、アリアが電話をかけてきてくれて、「おめでとう」と言ってくれた。
その後、少々長電話をしていたら、何故か、「風呂入れ」と、ランディにしつこく言われて本格的にムカついて、電話を切った後、大人げなく、
「催促するまで『おめでとう』を言わなかったばかりか、年に一度の誕生日に旧友がお祝い電話をくれて、話が弾んでいるのに何故邪魔をするか。風呂に入るのが数十分遅れたからなんだというのだ」
と問い詰めてから風呂に入った。
やなことがあったときには、大抵、中華街の茶藝館でゆっくりとお茶を飲み、茶器を見て、茶葉を買って家に帰る頃にはすっきりしているのだが、今日は生憎の天気だったので、遠出はやめた。 買い物ついでに、近所をふらふら歩いていると、リサイクルショップで、半額セールをやっていた。 店先に、ロングコートを発見。
おお。いい感じに草臥れて、擦り切れているではないか。 昔は、古着とか、軍服とか、小汚く見える格好は大嫌いだったが、何故か、今は、こういうのが好きである。 値札を見ると1500円。 それが更に半額ということは750円。 ……買いだ。
レジに持ってって、広げてみたら、肩の後ろの方に穴発見。
「あー…こんなんあったんかぁ……」
「値札に『スレあり』とありますけど……ちょっと大きいですねぇ」
と、店員が言うので、
「うーん……これって隠れへんよねぇ?こんなところじゃバッヂもつけられへんし……」
「ショールかマフラー羽織っていただければ……」
「それにしても大きいねぇ……」
「…………」
「まけて」
「バーバリーですよ?これ?」
「500円」
「バーバリーですから……」
「500円なら買う」
「バーバリーですから。……精々600円」
「買った」
……バーバリーのブランド名の価値は、此処では100円であるらしい。
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