:::排出系列:::
俺が明日死んだって、地球は回っているんだから。
手に入りにくいものが 欲しいのに 適当なところで誤魔化してばかり 皆逃がしてしまうんだ なんのため? やることなすことに 理由なんかいりますか おまじないをしていた 苦い日々を繰り返すみたいに 願いを 忘れようと泣いたふりをした 昨日も 今日も 生きている ふりをしていただけ? 答えない声を待つのはもう 疲れた 手頃なところに 納まれば良いのかな 嫌だな すごく 嫌だな
2009年02月27日(金) |
so i love u - u love me |
今でもずっと 君を好きだよ 憎しみに変換させた愛を思うたびに 君を思い出すよ 春が来ると 寂しくなるのは あたしがまだ 生きている証しかな 夏になると あの夜を思い出しては 走り出したくなる 衝動といざこざ 秋はいつも 緩やかに消えて 冬はどうして こんなに誰かを求めてしまうのだろう 今でもずっと 君を好きだよ 離れていてもまだ想っているよ 気持ち悪くなるくらい 逢いたくなるよ すれ違いだらけの春に 別れの季節に 礼節通りさようならと唱え 短い 2月の夜は更ける 春がいつも あたしを急かし 頭の中を埋め尽くしてしまう 夏は暑さで頭が痛くて あたしの空洞は拡がるばかり 秋の夜はいつも長くて 眠れないまま なかなか昇らない 朝陽を待っていた 冬は寂しくて 累積した様々な記憶に 倒れてしまいそうに なるだけ 今でもずっと 君を好きでいたいよ 君を好きなあたしを好きなあたしが好きな君が好き 永遠のループに 沈んで 2月の夜更けに 願いをかけた
あたしたちは 丸で結ぼれた毛糸のように 絡まって 一体 どこからどこまでが あなたで どこからどこまでが あたしなのか 判らなくなってしまった 手を繋いで 痛い痛い痛い 気持ちは何時しか針の筵 あたしたちは いつか 約束したような そんな気もするけれど もう 思い出せないんだ ねえ あなたとあたしは 結ぼれた毛糸のように 絡まっていたのに いつの間に ほどかれて しまったの? 明日には 離れる準備をして 朝を待っていた あたしとあなたに 明日など必要なかった 無情にも 明けた今日に 結ぼれた毛糸は 切り離されてしまった 断片を喪った あたしとあなたは まるで初めから 知ってなどいなかったかの様に 静かに 眠った
青い そら 見上げて 少しだけど 自由を感じる あの頃 決して得られなかった自由が 体の中を突き抜けていく 閉じ籠ったまま 誰かに救出されることばかりただ 願った 連れ出してくれるなら それはもう 誰だって良かったのだ 苦しみの なか 紛れて 忘れかけていた透明な気持ちを抱き直す それは 身体中に沈澱した毒を解き放ち 何処かへ連れ去ってくれるようだ この空も空気もわたしも大地も繋がっている 意識しなくては気付かないけれど 総ては連結していて そのエネルギィは 緩やかに強くわたしを惹き付ける それは眠りにも似て 恐怖にも似ている 急がなくても いつかたどり着けるなら わたしの早さで歩こう ひとつを信じるなら その逆のひとつも わたしはきっと信じるのだろう 正解が何だっていい 始まりはここにしかないのだ
もう翔ぶことも適わない 双翼の羽は千切られ 迸る鮮血に目の前が染まる 明日になっても 安らかとは程遠いだろう 自由に翔んでいた頃の空はもうずっと遠く 届かないね 頭の中に息づく記憶の羽を持った自分は いつの間にか消えるのか ずきずきと痛む背中には もう喪われた筈の翼が在るような気さえする わたしは突き放されたのか 解き放たれたのか? 地上に震えて立ち上がることすら出来ない わたしの不自由は小さくて大きくて どうしてだろう 苦しくて仕方ない 翼に火を着けた 安らかに眠れるように 二度と翔べなくても ここから 動けなくても 背中に残る羽の感触が まだ 生かされていることを 知らせていて とても 苦しくとも
不誠実な真実に 誠実な制裁を 揺るがない論理に 身体から溢れるような 愛情を
そう この景色が見えたら 帰ってきたんだという気持ちになるよ 端から端まで歩きながら 澱んだ世界に身を沈めて 川の中岩を巻き込んでどこにも行けなくなった 格子柄のシャツがまとわりついている 雨上がりの晴れすぎた空に似合わない わたしの気持ちが揺らいで揺らいで 研ぎ澄まされていく ねえ あの小路が見えたら となりに君がまだいるような気がするんだ 世界をゆらゆら破壊しながら楽しげに笑いあって 雨上がりの曇り空の下 吐く息はまだ白くて 会わなくてよかったと思ったんだ いつか 時が来たらきっと君を探すから わたしの中の眠っているアレをまだ どこにやることもできずにいる
2009年02月21日(土) |
sunday morning |
静けさの中に重い頭もたげ 目をさます もう10時過ぎ 朝はもう終わったのだろうか 間違えてはいけない どちらが正しいかなんて夢の話 夢の断片が頭の中とっ散らかって 今朝もやっぱり軽い頭痛 少しだけ前向きな姿勢になって 起き上がるのは能動的? 暖房のスウィッチを入れるまでの5メートルが嫌に遠い 最早朝とは謂えない朝の部屋の空気は気持ち悪い 口の中がねばついて 仕方なく起き上がって暖房をつける それから口をゆすぐ 鏡の中の酷い顔に話しかける 「おはよう」 また一日をやり過ごさなくちゃいけない すべきことがあるのになにもしたくない 寝直すのには身体も痛い ああ 目が覚めなければ夢の続きも見れたのに 最悪な夢の断片 かき集めて ベストセラーも 夢じゃないのに そうして今日は進み行く 私の意思など 置き去りのまま
2009年02月20日(金) |
love letter |
今あなたはどんな風に笑っていますか 相変わらず不器用に誰かを愛したりしていますか 暗い夜 真っ暗な部屋で丸まって眠る癖は変わりませんか あなたに出会うまでこんな気持ちは忘れていたのに あなたのことを思うたびに消耗していく自分が 嫌いではありませんでした あなたの隣に今誰かいますか あなたは変わらずに毎夜腕枕で包んでいますか あなたの呼ぶ声が好きで聞こえないふりをして 何度も名前を呼ばれていた日々がとても好きでした 私たちはいつもわざと離れて歩いていました あなたは私の歩幅を無視して どんどん進んではたまに振り返って私を待っていました あなたの世界にまだ私の場所がありますか あの夏の日 炭酸飲料を間違えて振って封を開けた私に 二人で笑ったことをまだ残していますか あなたと離れたら 私の一部は少しだけ欠落したようで たまに訪れる思いの断片に揺れ動くだけの毎日です あなたは今あの頃みたいに優しく笑っていますか 私がしたように誰かに傷つけられていませんか 私にしたように誰かを傷つけてはいませんか 今夜も布団の中で胎児のように丸まって あなたが眠っていることを願っています 相変わらずのマイナス思考と破綻したプラス思考で 私は大丈夫なように眠ります 今夜もまた あなたの背中を見つめ眠っていた日々のように
傷付けたり 汚したり 悲しいだけ 学んだこと ひとつまたひとつ 忘れてしまう 言いなりのままのそれでいいなら お気に召すまま 思惑通り事は進み 露呈した条件に半信半疑のままの僕 多数決で決めようか それが公平なんだろう? 疚しいまま 変えることもなく 誰かのせいにして 日々は変わらない 誰も彼もまともじゃない 僕はいつも 繋がる結果が怖い 「君が好きでした」 届けない手紙を書いては破る 思惑通り事は進み 制定された案件に疑心暗鬼のままでもう 多数決で終わろうか? それが正義なんだろう
腹が痛い 寝顔が隣で愛らしい 息が出来なくて時々戸惑う 矢張り変化が必要なのか 大切にしたいことや蔑ろにしたことを 後悔しても今には通じていない 十分な睡眠と水分が不足しているのか 考えるだけでなにもしない たまには良いかなと思ったって変わらない 誰かと繋がりたいという強い欲求に窮している ああ ため息は今雪と共に溶けていった 明日は晴れるなら 沢山着こんで散歩しようか
考えるだけでお腹いっぱい ごちそうさま
光と影とかくれんぼ 朝と夜の混在する時間帯 安らかに 清らかに 離れていく 滲んだ黄色が世界を落としていく 弾んだ勢いで酷く前向きなひた向きさに討たれた 何も差し出すものはないから 身体を調べてもいいよ 気持ち悪くなるくらい あの子の中にわたしが見え隠れ 立ち尽くす地面に根を張って あなたに繋がるよう祈る 光と影の化かし合い 夕闇は夜への入り口なんだろう 緩やかに 優しく 近づいていく 縮れた羽が背中から落ちる前に この手を君に添えることができたら 吐き気がするくらい 私の中の誰かに気を取られ 立ち竦む景色にやっと見えた理由は いつでも同じ様に 輝いている
人混みを縫って歩き出した 皆が誰もに無関心 そんなわたしも無関心 前向きに後ろ向きに進んでは戻り 戻っては歩いた 数えきれない程の人と出会って別れ いつしか君は虫の息 あなたのもとへ 行くつもりは毛頭ないと 口先で嘯いてみたものの 他に行く宛てもなく やり場のない身体が 逃げ道を模索している 生活はやがて廃退した 君とわたしは分離体 不調和な景色に見ただけで 爪先を引っ掻けても行き詰まり やがて流れ出した あなたの世界 そんな場所に居たくないのに 足早に目指した先はそこ 行き場のない思いが 体中を浮遊している
疚しいことなんて 何にもないないない ただ歩いてるだけ 生きるためにやっているだけ 悔しかったら立ち上がりなさい 眼を見て応えなさい 嘘はもう沢山 何にもいらないないない 走り回って用事はなあに? 煮え切らないのは その返事 月並みな言葉並べてそれで納得できるなら こんな結果になるわけないないない いつもの電車で帰るから今日も駅まで送ってよ どちらにしたって帰路はひとり 寂しくなんてないないない 至れり尽くせり貴方のために 欲しがりません 勝つまでは 悔しくなったら見ないふり 生き急いでもいないないない 逃げ道作って優しくされたら 嘘を吐くのも時間の問題 わたしの中の邪悪な言霊 唱えども繋げども儚いないない
愛するために幾つかを犠牲にした 優しさなんて嘘をつく容易さと紙一重 わたしのなかにつもり積もった憎しみは 黒板消しでは消えないよ 悲しくて目を閉じた あなたに会いたくて今にも駆け出しそうな 逸る気持ちを抑えて歩き始めた あれはいつのことだっただろう 信じるために幾つかに眼を瞑った 愛しさなんて疎ましさと表裏一体 わたしのなかで腐りきった嫉妬の念が 洗い流してもとれないよ 慈しみに満ち溢れ あなたを想って今にも叫び出しそうな 心を閉ざして微笑み返した あれは昨日の事だっただろうか 愛なんて幻想? 夢なんて負け犬? 優しさは杞憂? 躍らされ 君を探しながら 今日を慈しむよ
神を信仰するには その根拠は心許なく 神を罵倒し 憎悪するほどの理由もない 今日の糧を獲るために奪われた種々の生命 その畏怖と 手を繋ぐための理 数多の暗闇を手探りで それは孤独に手まねかれる様 時間を区分するほど 自身を急かし 神は虚無を残し 世を去るのだろう 偽善と欺瞞に満ち溢れた構造の国に 頭を打ち付けて許しを乞うことなどない 永遠があるなら永遠を示してくれ 目に見えるように 永遠を示して 神は消えた 雨が降り続けた世界は水中に沈み 総ての罪を沈没させるだろう
薬で頭がぼんやりしている 考えなくてすむならその方がいいや やっぱり考え続けた方がいいかな 猫の耳をじっと見つめて 方向性を見極められるかな なにも要らなくなるなら それはその方がいいや やっぱりアレくらい持っていた方が良いかも わたしを待っている人がいたら もう待たなくていいよと伝えよう もうすぐそこに行くから もう待たなくていいんだよ 影と分離して もうだいぶ慣れたのに 影の答えにわたしはいつしか気づき始めた だけど 薬で頭がぼんやりして 思考は低下し続ける 犬の尻尾はメトロノームみたい わたしを待っている人がいるなら わたしはどこに向かえば良いだろう
自身を試すことが何だか癖で 自身を騙しては前向きな夢を見た 朝から夜まで 500色の色鉛筆で色分けした 60秒の一日が回って 目の前の光がいつもわたしを狂わせる 雨が冷たくて その中にゆっくり身を沈めた 何が美しいか 何が醜いか 答えはいつも同時に現れ同時に消える 難しいことなんて とても簡単なこと わたしはいつも 巡らせた思いを忘れてしまう 自身を為らしながら世界中にはびこる 憂鬱という鳥を捕らえた過去は遥か彼方 一日に500秒の装飾を施して 冷たい雨を降らせてしまう 雨上がりの虹は 夏の花によく似ている 17の頃の淡く揺れていたわたしを まだ手放せない事実にいつ気付いたろう 名前を呼ばれても気づくことなく 前を見て背筋を伸ばして歩くのは用意ではないけれど あの頃の自分のように 乳房を隠すほどに伸びた髪をもて余している 自身を脚色しながら 明日に繋ぐ 願い続けることをやめずにいることが ある間違いだとしても わたしにはもう 他に信じるものはない 帰り道が酷く孤独でも 17のわたしに それは今でも 繋がっている
不快に彩られた空 不安に伴う諸症状 明日の天気は曇り 眼を覚ましたら 口をゆすぐ 排泄を済ませて 薬を飲む 珈琲を飲んだら すっきりしない頭を揺らしながら考える 目を閉じたら眠りの世界に逆戻り だけれどそれは 本望ではない 夜寝るまで 本を読んで 人の深淵について考えた 夢を見て少しだけ幸せになりかけて 重たい頭を抱えて目を開ける 不快に彩られた空 不安に伴う諸症状 明日の天気は曇り 影は長く延びて 時間を不意にするだろう
来れ 有能な嘘吐き 走れ 止まったら死んじまう 妄想にとりつかれた障害走 朝飯ちゃんと食ってるか? 両手広げて君を待ってんだ 両足広げて受け入れたんだろう 忌まわしい記憶は押し入れにぶち込めばいいだけさ 怖いものなんかなくなっちまった 生きてる人間に会わないから 怖いものなんかなくなったんだろう 走れ 止まったら全て眼を醒ましちまう 幽霊が走り去った時間帯に逆戻りさ そこにちゃんと歩いてるか? 両足広げて 受け入れたんだろう 応えられないなら 是正 両手広げて君を待ってんだ 抱き止める日を待ってんだ
理由なんて結局後付け だから 理由なんてありません また 今日もこうして日が暮れるだけ 天の邪鬼と言われても それならそれでご自由に そして 明日も何かを見つめて眼を逸らすのみ やる気のなさが今に始まったことではないのは 今にも終わりそうなこの世界が示しているだろう 一人が孤独なら二人ならもっと孤独なだけだ 食い違いはよくある話 つまり 判り合うなんて一種の幻想ですか そして 今日もこうして陽が昇る訳です 疚しい気持ちが無いなんて嘘だよ 判ってる 今夜にも息絶えそうな誰かの横で大丈夫だと嘘を吐きながら 二人の孤独から独りの孤独に帰還する準備をしているんだろう 判ってる そんなことは只の幻想だと
終わりを予感すること 始まりを自覚すること 類似 類似 類似 ラララ 歌って夜明けを迎えよう 今夜は月が雲隠れ 一人の部屋二人の人物 また会えるから 何にも動じない人 何一つ感じないこと 相似 相似 相似 ラララ 歌って何かごまかそう 明日晴れなくてもいいじゃん 明日のことなんか 明日しか知らない 泣いたって苦しいだけだから
水に戻る 歩き出したばかりのわたしたちが 向かう先は 黒い海 はじめから判っていたように この瞬間は 長く続くようなこともない 水の中で腐乱して 踏み切りの警笛が耳の中木霊した 明日が沈んでも大したことなんかなく また今日が昇り行くだけだと いつの間にか気づいていた 水が世界を潤すなら わたしたちはどこへでも行けるね 目の前に広がる大海が 繋ぐ先の大陸に いつかたどり着ける日を信じているから わたしたちは手を繋いで いつもの道を急いだ 急ぐ理由は大したことなんかなく 手を繋いだのは 離れないようにするためで それがいつの間にか 変化して 海面が上昇するように わたしの臨界点を超えていった 水が世界を浸して いつかわたしたちは海原を浮遊する魚となるだろう 海中の暗闇で それでもまた手を繋いで 君はわたしを守るだろうか
叫んでも聞こえません 無にも似ています 誰にも似かよった感情背負って 恰好付けたってそれはただの自己陶酔です 雨の音は耳障りです ノイズに変化します 大したことない話 病人みたいに 病んで見せたって下らねえ自己陶酔です あらゆる変化が許せなくて 大嫌いになる前に思い出してみろよ あんな瞬間は二度と来ないぜ 二度と 山の中腹に住み処があります 大したことじゃないです 生きたい場所に行くまでに 人より少し時間を要するだけです 朝の空気は痛みです 突き刺さるみたいで気持ち悪いです 眠れないなんて 今に始まった話じゃないし 寝たくないの間違いじゃありませんか 難しい言葉盾にして自分を護ってるんじゃねえよ あんな瞬間は二度と来ないぜ こなくていいぜ あんな瞬間は二度と来るなよ 結局最後まで陶酔です 自分に酔って二日酔いです
何もしたくない 毛布にくるまって眠りたい 考えるのも面倒くさい 明日の晩御飯は何にしよう 何でも良いんだけど 何も考えたくない と 考えた端から考えて自己嫌悪 それすらも面倒くさい 明日は一日何して過ごそう どうでも良いんだけど あー 今悩んでるのってたぶん 明日には忘れるようなことなんだろうな あー こんなに考えてもまた 忘れて思い出してやっぱり自己嫌悪 やめようやめよう 頭が痛くなる前にやめよう 偏頭痛とはもう長い付き合い なのに うまくやれる方法が解らない あー 今思ってるのはたぶん何年かあとに 思い出して自己嫌悪するタイプの悩み あー 浅ましいのでいつかも知りたくないや 何もしたくない 何かしながら考える どうも 繋ぎ目は割れている様子 それはそれで まあ いいか
君が去って一年がたつ 雲の隙間からさす夕日が 君を照らして 僕は死んでしまいたかった 夕暮れの公園のベンチ 『明日天気になりますように』 まるで天気な如何で人生を左右するように 君は祈っていたね 会いたいよ 今すぐにでも 最初から終わりを予感していたのも嘘じゃないんだ 君を抱く度 君は遠ざかるような気がして 最悪を望んで 傍に居たいなんて言ったことは一度もないよ 君の影が見えなくなって 僕の足元にブラックホールができた もう一度出会えるなら 君の声が聞こえるなら ねえ 僕はもう何も望まないよ 夢を見させて 幻でいい 君に触れたい 壊れそうな 身体中が張り詰めて苦しいんだ 朝焼けの公園のベンチ 缶コーヒーと煙草の匂い 『それそろ帰ろうか』 ちぐはぐな夢を見ていたんだ 何時までも続くような夢を 見ていたんだ
爪で掻いた痕 血が滲んでる 優しくして 優しくして 身体中から発熱しているみたい 冷たい指で触れられたすべて ひとつ終えたらまたひとつ始めてみて 終わらせないように 何時までも続くように して あなたの唇が 胸の黒子が あたしの胸を締め付ける ねえ 声に出して止めないで 何時までも言い続けて その 眼差しを外さないで 絡めた指先からシーツの波に熱が漏れてる もう 真っ白になりそう これが最後なら 終わらないようにずっと 続けて
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